『キリクと魔女』『ディリリとパリの時間旅行』のミッシェル・オスロ監督最新作『古の王子と3つの花』より予告編が解禁。さらに監督よりコメントも到着した。
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「ファラオ」「美しき野生児」「バラの王女と揚げ菓子の王子」の3つの物語からなる本作。エジプトからフランス・オーヴェルニュ、そしてオスマン・トルコ帝国へと、古代・中世・18世紀のうっとりするような至福の旅は、美しい歴史書の世界へと観客を誘う。
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この度解禁された予告編映像では、ミッシェル・オスロ監督の大ヒット作『キリクと魔女』、『アズールとアスマール』、そして『ディリリとパリの時間旅行』が紹介され、新たな物語を何にするのかをリクエストするシーンから始まる。時代や場所、主人公の性別、テーマなどたくさんのリクエストがあり、それをいくつかの物語に分けつつ全て入れ込むことに。
「古代エジプト」、「中世フランス」、「18世紀トルコ」3つの都をめぐる幸せの物語として、独特の美しい世界観が切り取られる。ジブリも認める色と影の魔術師、フランスの鬼才ミッシェル・オスロ監督の集大成を期待させる予告編映像となっている。
オスロ監督からは「私の最新作が、アニメーションの理想の国であり、長い間私が親しみ、尊敬してきた文明を持つ日本で上映されることを大変嬉しく、誇りに思います。日本の観客の皆さんが、全く異なる3つの国、エジプト、古い時代のフランス、トルコへの旅を楽しんでくださることを願っています。旅の友は、映画に登場するヒーローたちです。そう、友達です!高畑勲さんが亡くなってから5年目になります。私が心から恋しく思う親愛なる友人との思い出、その才能、人間性に敬意を表したいと思います」と、日本の観客へのメッセージとともに、親交のあった故・高畑勲監督への思いを語るコメントが寄せられた。
『古の王子と3つの花』は7月21日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。