各国映画祭で高評価を受けたモンゴル映画『セールス・ガールの考現学』より本編映像が解禁された。
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第20回ニューヨーク・アジアン・フィルム・フェスティバルでグランプリを受賞、第17回大阪アジアン映画祭でも高い評価を得た本作。モンゴルの都市部で生きる一人の女性の成長譚をユーモアたっぷりに描く。
この度解禁されたのは、音楽を担当する“Magnolian（マグノリアン）”が登場するシーンの本編映像。
アダルトグッズのショップ・オーナーのカティアとの夕食を終え、ホールケーキを抱えてバスに乗りこんだ主人公サロール。ヘッドホンで音楽を聴きながら歌を口ずさんでいると、次第に車内がネオンに光りはじめる。やがて後方に乗っていた“Magnolian”も歌い出し…というファンタジックな演出が印象的なシーンとなっている。
このシーンで使用されているのはMagnolianの「Primadonna」。物憂げなメロディーとダンサブルなリズムが耳に残る楽曲だ。
Magnolian（ドゥルグーン・バヤスガラン、マグノリアンはステージネーム）は、モンゴルの人気シンガーソングライターで、Spotifyでは人気ロックバンド「The HU」に次いで2番目に再生数が多いモンゴル人アーティストだ。再生数は1,000万回以上を記録している。
また2016年6月にリリースしたデビューEP「Famous Men」が米メディア「Nerdist」に注目され、同年には韓国で初の海外公演を行い、翌17年にはSXSWにも出演するなど、世界的に注目されている。本作ではそのパフォーマンスで主人公の心象世界を具現化する演出に一役買っている。
また、映画の予告編を見て彼を知り、CD化を熱望する声がSNS上で多くあったため、劇中使用曲と代表曲を収録した日本独自のベスト盤「Best of Magnolian」の発売が決定している。
『セールス・ガールの考現学』は4月28日（金）より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。
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