『オールド・ボーイ』『新しき世界』など韓国映画界を代表する名優チェ・ミンシクの3年ぶりとなる映画『不思議の国の数学者』から、チェ・ミンシクやパク・ドンフン監督らが語るメイキング映像が解禁となった。
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韓国を代表する俳優として圧倒的な存在感を放つチェ・ミンシクが脱北した天才数学者に扮している本作。さらに、250倍の競争率を勝ち抜いて抜擢されたキム・ドンフィ、信頼のベテラン俳優パク・ビョンウンとパク・ヘジュン、新進気鋭のチョ・ユンソと実力派俳優が集結した。
そんな本作に出演したキャストと監督から、映画の見どころや込められたメッセージを語るメイキング映像が到着。
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主人公の天才数学者イ・ハクソンを演じたチェ・ミンシクは「正しい生き方とは何かを問う映画です」と話す。さらに「数学を通して人生に対する根本的な問題に問いを投げかけます。“間違った問いから正答は出ない”いいセリフです。人生もそうですよね」と劇中のセリフを引き合いに出して語りかける。
イ・ハクソンと深い絆を築いていくさまが微笑ましい学生ジウ役に大抜擢されたキム・ドンフィも、「結果だけを見せるのではなく過程を描く。人間くさい映画です」と自信を覗かせる。そしてジウの数少ない友達のボラムを演じたチョ・ユンソも「“問題に向き合い続けるのが勇気ではなく、明日また解くのが勇気だ”数学と人生の交わり、違いはない」と誇らしげに笑顔を見せる。
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また、撮影において、チェ・ミンシクは「息を合わせることに神経を使いました。セリフと感情のやり取りです」とふり返る。「和気あいあいとした現場で、撮影の日が楽しみで仕方なかったです」とチョ・ユンソが明かす通り、チェ・ミンシクが終始優しい笑顔を見せる朗らかな雰囲気の現場だったことが映像からも伺える。
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映画は数学を題材に、その魅力を存分に味わえる作品に仕上がっている。苦手意識がある人も映画を楽しめるよう、日常の中にある数学を分かりやすく描いており、パク・ドンフン監督も「数学を退屈で堅苦しく感じる人もいますが、実は身近なところに数学は存在します。発見する快感を観客にも味わってほしくて構成を考えました」とメッセージを寄せた。
『不思議の国の数学者』は4月28日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。