世界的ベストセラーを映画化した『ナチスに仕掛けたチェスゲーム』より、予告編とポスタービジュアル、場面写真が解禁された。
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シュテファン・ツヴァイクの傑作小説「チェスの話」を原案とした本作。ヒトラーの命令で監禁された公証人が1冊のチェス本を武器に、ナチスとの心理戦に挑む驚愕のサスペンスだ。
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この度解禁となった予告編は、冒頭、公証人であるヨーゼフ(オリヴァー・マスッチ)が、妻のアナ(ビルギット・ミニヒマイアー)とダンスをしながら優雅な夜を過ごしている姿から始まる。ところが状況は一転し、彼は秘密国家警察<ゲシュタポ>に突然拉致されてしまう。
ゲシュタポのフランツ=ヨーゼフ・ベーム(アルブレヒト・シュッヘ)から、「あなたが管理してる貴族の資産を渡しなさい」と迫られ、「なんの話だかわからない」としらを切ると、そのまま“特別処理室”へと監禁されてしまうのだった。
その後、家具以外何もない一室で精神的な拷問をうけ衰退、錯乱していくがヨーゼフ。だが一冊のチェスの本を手に入れてから、彼はチェスの世界へとのめり込んでいく…。
場面は切り替わり、船上で繰り広げられるチェスの大会にヨーゼフの姿があった。彼はどうやってナチスから逃れることができたのか? その答えが明かされる時、彼の物語はひっくり返され、もう一つの事実が立ち上がる…。
併せて一挙解禁となった場面写真は、ゲシュタポのフランツ=ヨーゼフ・ベームの姿や、船上で繰り広げられるチェス大会にくわえて、ナチスを支持する突撃隊が車をさまたげるシーン、ダンスパーティーを楽しむヨーゼフ夫妻、監禁前に暖炉で書類を燃やすヨーゼフ、神妙な面持ちで車から顔を覗かせるアナの全6点。
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ちなみに突撃隊が車をさまたげるシーンは、実際にウィーン市庁舎の裏で総勢180人のエキストラが参加して撮影されており、製作におけるこだわりも垣間見える場面写真となっている。
またポスタービジュアルは、日本版のオリジナルデザイン。チェスの碁盤の上に、たたずむヨーゼフとゲシュタポとみられる人物の背中。まるでチェスの駒のように人物が配置された印象的な構図のビジュアルとなっている。
また、ヨーゼフの横に添えられた「何ものにも屈したくない」というコピーからは、ナチスとの心理戦へ挑んだヨーゼフの強い意志を感じさせる。
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『ナチスに仕掛けたチェスゲーム』は7月21日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。