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デヴィッド・クローネンバーグの問題作ほか前回カンヌで話題をさらった3作品に注目

昨年の第95回カンヌ国際映画祭にて話題をさらった、退席者続出の問題作から「観客が最も泣いた映画」と称された作品がこれから続々と日本公開される。

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『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』© 2022 SPF (CRIMES) PRODUCTIONS INC. AND ARGONAUTS CRIMES PRODUCTIONS S.A.© Serendipity Point Films 2021
『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』© 2022 SPF (CRIMES) PRODUCTIONS INC. AND ARGONAUTS CRIMES PRODUCTIONS S.A.© Serendipity Point Films 2021 全 6 枚
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現地時間5月27日(土)まで開催中の第76回カンヌ国際映画祭。北野武監督『首』や是枝裕和監督『怪物』などの出品作が注目を集めている。

毎年多くの作品が話題にあがる本映画祭だが、昨年の第95回にて退席者が続出した問題作から「観客が最も泣いた映画」と称された作品まで世界を賑わした映画がこれから続々と日本公開。その3作品を紹介する。


「観客が最も泣いた」グランプリ受賞作品

ルーカス・ドン監督『CLOSE/クロース』7月14日公開


第75回、「観客が最も泣いた映画」(BBC.com)と称されグランプリを受賞し、第95回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされるなど各国の映画賞で47受賞104ノミネートを果たした『CLOSE/クロース』

前作『Girl/ガール』で第71回カメラ・ドール(新人監督賞)に輝いたルーカス・ドン監督が色鮮やかな花畑や田園を舞台に、少年に起こる残酷な悲劇と再生を描いた物語は、ヨーロッパ、アメリカ、アジアと世界各国で上映され、多くの映画人や観客を魅了している。

さらに、映画ファンから絶大な支持を得る気鋭の映画製作・配給スタジオ「A24」が北米配給権を獲得したことも話題に。世界中を涙に染めた珠玉の1作がついに日本でベールを脱ぐ。

『CLOSE/クロース』は7月14日(金)より全国にて公開。


カンヌで約7分のスタンディングオベーション

イ・ジョンジェ監督・主演『ハント』9月29日公開


「イカゲーム」のイ・ジョンジェが盟友チョン・ウソンを迎えて初監督。韓国での公開時には初登場1位を獲得し、レビューでは「緻密に組まれたシナリオ、イ・ジョンジェとチョン・ウソンのコンビが絶えずシナジー効果を生み出す優れたデビュー作」「次回作が気になる!監督デビュー作として大成功」「緊張感が漂うスピーディーな展開とかっこいいアクション」など大絶賛を受けた『ハント』

第75回カンヌ国際映画祭ミッドナイトスクリーニング部門で上映されると約7分間のスタンディングオベーションを受け、映画ファンから喝采を浴びた。そのほか第47回トロント国際映画祭、ファンタスティック・フェスト、シッチェス・カタロニア国際映画祭など多くの映画祭で上映され、イ・ジョンジェは本国内でも第43回青龍映画賞、第31回釜日映画賞ほか数々の映画賞で新人監督賞を受賞した。

共演にはチョン・ヘジン、ホ・ソンテ、コ・ユンジョンなど韓国を代表する俳優のほか、カメオでも豪華俳優陣が出演。スパイ・アクション映画の傑作として注目されている。

『ハント』は9月29日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。


鬼才監督8年ぶりの最新作に退席者続出

デヴィッド・クローネンバーグ監督『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』8月18日公開


『クラッシュ』『イグジステンズ』『ヒストリー・オブ・バイオレンス』など数々の受賞歴と共に物議を醸してきた映画作家デヴィッド・クローネンバーグ。その最新作『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』は、第75回コンペティション部門に出品され、鑑賞中に途中退出者が続出した賛否両論の問題作。

主演は『グリーンブック』のヴィゴ・モーテンセン。自身のカラダから臓器を生み出すアーティスト・ソールを演じ、パートナーのカプリースに『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のレア・セドゥ、2人を監視する政府機関のティムリンに『スペンサー ダイアナの決意』のクリステン・スチュワートという豪華キャストが揃った。

製作に20年以上を費やした最新作のテーマは「人類の進化についての黙想」。鬼才監督が創造する人類の進化の行方は見逃せない。

『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』は8月18日(金)より全国にて公開。


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《シネマカフェ編集部》

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