DC最新作『ザ・フラッシュ』より監督、製作陣らのコメントが到着。マイケル・キートン演じるバットマンの復活におけるこだわりを明かしている。
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6月16日に公開を迎え、多くの絶賛の声が寄せられている本作。中でも30年以上の時を経て復活を遂げたマイケル・キートン演じる“伝説のバットマン”の活躍に注目が集まっているが、アンディ・ムスキエティ監督は本作にキートンのバットマンを登場させるにあたって“空白の25年間”の設定に最もこだわり、キートンとも何度も対話を重ねていたことを明かしている。
主人公フラッシュが幼い頃に亡くした母と無実の罪を着せられた父を救うべく過去を変えたことで現在に歪みが生じ、フラッシュは元いた世界とは別の世界線にたどり着く。そこで登場するのが、『バットマン』(89)、『バットマン リターンズ』(92)以来、約30年ぶりにスクリーンに復活するマイケル・キートン演じるバットマンだ。
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製作陣の「あなたなしではこの映画は作れない」という熱烈オファーによって実現した“伝説のバットマン”復活だが、アンディ・ムスキエティ監督は「『バットマン リターンズ』から25年後の世界でこのキャラクターはどんな見た目をしていて何を感じているのか、我々はそこに最もこだわり、話し合いを重ねました」と言う。
続けて「マイケルはこのバージョンのバットマンを演じていた張本人なので、彼がこのキャラクターについて感じたことすべてを聞きたかったし、彼の意見を尊重しました。そして我々はバットマンはヒーローを引退して、世捨て人のようになっているという設定にたどり着きました。マイケルは誰も見たことがないバットマンを演じることに強い関心を持ち、そして見事にその期待に応えてくれました」と語り、待望の復活を遂げたバットマンの設定に込められたこだわりを明かした。
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本作でキートン版のバットマンは、ゴッサムシティを守るダークナイトを引退し、荒れ果てたウェイン邸で隠遁生活を送っており、地球が滅亡の危機に直面していることを伝え助けを求めに訪れた2人のフラッシュと、スーパーマンのいとこであるスーパーガールとともに再びヒーローとして立ち上がる。
そんなバットマンの秘密基地“バットケイブ”やバットマンの愛車“バットモービル”、無数のモニターやコンピューターの置かれたデスクなどはどれも『バットマン』や『バットマン リターンズ』に登場するものにそっくりで、SNS上では「バットケイブが忠実に再現されててアツすぎた…」「バットマシンが次から次へと現れるたびに興奮が止まらなかった!」など大興奮の声が殺到しているが、ここにも製作陣のこだわりが詰まっている。
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プロダクションデザイナーのポール・デナム・オースターベリーは、「バットケイブは『バットマン』『バットマン リターンズ』にとって非常に重要な存在でしたが、本作にも必要不可欠です。時代も違えば視覚効果も予算も違います。過去作ではミニチュアとマットペインティングを使って洞窟全体を作り上げましたが、今回はより現代的な技術を駆使して、360度全方位の洞窟を実際に建設し完璧な撮影環境を作り上げることができました」と明かしている。
そんな製作陣のこだわりが詰まったバットマンは本作で、数々のハイテクなガジェットを駆使しながらフラッシュやスーパーガールらとともに“最強の敵”ゾッド将軍に立ち向かう。時空を超えて集結したスーパーヒーロー達の壮絶な闘いの行方を見届けてほしい。
『ザ・フラッシュ』は全国にて公開中。