『リトル・ミス・サンシャイン』のアラン・アーキン(89)が、6月29日に亡くなったことが分かった。息子たちが「People」誌に「私たちの父はアーティストとしても人としても類まれな才能の持ち主でした。そして愛情あふれる夫であり、父であり、祖父であり、曽祖父でした。慕われていた彼がいなくなり、寂しくなります」とコメントした。
長い俳優人生を送ったアランに、多くの仲間たちから悲しみの声が寄せられている。『リトル・ミス・サンシャイン』で共演したアビゲイル・ブレスリンは、「アラン・アーキンはこれまで仕事をした俳優の中で最も親切で、やさしく、楽しい人の1人でした。実生活ではつながりがなかったかもしれないけれど、私の心の中ではアランは常におじいちゃんです。奥様のスザンヌさんとご家族に深い哀悼の意を表します」と追悼した。アビゲイルとアランは、同作で孫と祖父を演じた。
「コミンスキー・メソッド」で共演したマイケル・ダグラスは、「今日、私たちは過去70年にわたって知性、コメディセンス、完璧なプロ意識で業界に忘れられない足跡を残した素晴らしい俳優を失いました。アランと仕事をした経験は、私にとって記憶に残るものの一つです。彼の妻スザンヌとご家族にお悔やみを申し上げます」とインスタグラムにメッセージとアランとの2ショット写真を投稿した。
アランは『リトル・ミス・サンシャイン』でアカデミー助演男優賞を受賞したほか、『アメリカ上陸作戦』『愛すれど心さびしく』『アルゴ』でもアカデミー賞の候補となった。