北米で7月21日に封切られたグレタ・ガーウィグ監督の『バービー』のオープニング週末興行収入が1億5500万ドルの大ヒット発進となった。女性監督作品として史上最高額という偉業を成し遂げた。「Variety」誌が報じた。
それまでのトップは2019年に1億5300万ドルでデビューしたアンナ・ボーデン(ライアン・フレックと共同監督)の『キャプテン・マーベル』で、女性単独監督作品では2017年に1億300万ドルを稼ぎ出したパティ・ジェンキンスの『ワンダーウーマン』だった。

また、『バービー』のオープニング週末興行収入はほかにも様々な記録を達成している。パンデミック以降に公開された作品の中で首位に立ち、歴代では4位という結果に。なお、歴代1位から3位は『アベンジャーズ/エンドゲーム』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』だ。
『バービー』は、同日公開だったクリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』とあわせて『バーベンハイマー』と呼ばれ、映画ファンやトム・クルーズやクエンティン・タランティーノらが「どちらも絶対に観る!」と期待を寄せていた映画だった。『オッペンハイマー』も8050万ドルと好調な出だし。