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【インタビュー】川口春奈×玉森裕太が語る、新たな可能性を広げてくれた出会い、扉を開いてくれた存在

ディズニー&ピクサー『マイ・エレメント』で声優を務める川口春奈、玉森裕太に正反対の2人が織りなす物語の魅力について語ってもらった。

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『マイ・エレメント』玉森裕太&川口春奈
『マイ・エレメント』玉森裕太&川口春奈 全 12 枚
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身近にもいる、気づきや発見を与えてくれる存在


――映画では異なるエレメントの交わりが描かれるだけでなく、親子の関係性――同じエレメントであっても別々の人間であり、かなえたい夢と「親の期待に応えなきゃいけない」という思いの間の葛藤も描かれています。こうした部分に共感を抱いたり、周囲の期待に押しつぶされそうになったり、そこから解き放たれた経験はありますか?

玉森:僕は逆にというか、事務所に入った時は、自分が入りたいと思ったわけではなく、それこそ親の夢というか「やってみたら?」という感じで、勝手に(書類を)送られてたんですが、知れば知るほど向上心というか「もっともっと」という気持ちになりました。

最初は部活感覚で「何でもいいや」という思いもあったんですけど、仲間ができて、夢を語り合って、そこに向けて頑張ろうという気持ちになったりという、気持ちの切り替えはありました。

――逆に親御さんが、新たな可能性、扉を開いてくださったんですね。

玉森:そうですね。最初は「ふざけんな」くらいの気持ちだったんですけど(笑)、いまとなっては感謝していますね。

川口:私はあんまり親に厳しく怒られたこともなくて、三姉妹の末っ子で、みんなに甘やかされながら、放任されながら「どうぞ好きなことをやってください」という環境でのびのびとやらせてもらってきたので、(周囲の期待に応えなきゃと葛藤するような)そういう経験はないんですけど…。

ただ、この仕事をやるとなって、きっとたくさん心配もしただろうし、地元から通っていたこともあって、そこでどう思っていたのかは知らないですが、きっといろんな思いがあったなかで「とにかくやりたいことをやれば」と見守ってくれていたのかなと思います。

――逆に「もっと厳しく言ってほしい」と思ったり、反抗するような気持ちが芽生えたりすることもなかったんですか?

川口:寂しかったですね。お姉ちゃんたちはすごく厳しく育てられていたんですけど、私は歳も離れていたので怒られたこともなかったし、それが寂しいなと思う時期もありました。

大人になってからのほうが、きちんとコミュニケーションも取れて、お互いに言いたいことも言えて、ケンカもできるという関係性になれましたね。

――エンバーとウェイドのように、身近に自分とは正反対でタイプが全然違うけど、気付きや発見を与えてくれる存在はいますか?

玉森:やっぱりメンバーですかね? 同じものを見て、同じ方向に向かっているけど、その中でも少しずつやりたいことも思ってることも違うし。自分と違う意見が出たりすると「なんでだろう?」と思ったりする反面、「そんなこと思ってくれてたんだ?」とか「俺にはそういう発想はなかったな」とか、いろんな感情にさせてくれます。

乗っかってみると新しい気づきがあったり。信頼している人たちでもありライバルでもあるし…。

――メンバーに言われてハッとしたりしたことも…?

玉森:メチャクチャありますけど、例えば宮田(俊哉)さんはメチャクチャ“アイドル”なんですよね。自分はそこまでは行けないかも…と思うこともあって。宮田さんを見ていると「アイドルってこうじゃないとダメだな」と思わせてくれたりしますね。

川口:気づいたら、同じ感覚、価値観の人が(周囲に)多いですよね。「マジで合わないな」と思っても、言っていることは的を射ていたり、筋が通っているなと感じるという経験はわりと日常であるので、ちゃんと聞くということ――「この人はこういう人なんだ」「なるほどな」と思うことはわりとありますね。

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《text:Naoki Kurozu/photo:Maho Korogi》

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