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ピクサー史上最もロマンティック! 観れば優しい気持ちになれる、『マイ・エレメント』に注目

アニメーション映画『マイ・エレメント』が公開中だ。自らに秘められていた、思いもよらない可能性に目覚めさせてくれる奇跡の出会いをロマンティックに描いた本作は、前向きなメッセージで世界中を共感の渦に巻き込んでいる。

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『マイ・エレメント』(C)2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
『マイ・エレメント』(C)2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved. 全 9 枚
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 火・水・土・風のエレメントたちが暮らす世界を描くアニメーション映画『マイ・エレメント』が公開中だ。自らに秘められていた、思いもよらない可能性に目覚めさせてくれる奇跡の出会いをロマンティックに描いた本作は、前向きなメッセージで世界中を共感の渦に巻き込んでいる。

日本はもちろん、先がけて公開されたアメリカ、イギリス、ノルウェー、ウルグアイ、韓国など文化背景の異なる地域でも驚異的な記録を更新。リピーターも続出し、世界各地で前週を上回る興収を獲得している。数字も物語るクオリティの高い本作の魅力を、ひも解いていきたい。


『マイ・エレメント』公式サイト

色鮮やかな世界で描かれる
正反対の2人の心が触れ合うときに起きる
“ロマンティックな奇跡”


「もしも火・水・土・風のエレメントの世界があったら、どんな性格で、どんな暮らしをしているのか。ちがうエレメントが恋に落ちたとき、2人はどうやって触れ合う事ができるのか?」

 ピクサーに20年以上在籍し、数々のアニメーションを手掛けきたピクサーDNAを持つピーター・ソーン監督の、そんな思いが実現させた映画『マイ・エレメント』。ウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年の記念イヤーに公開された本作が、世界中で絶賛されている。

舞台は、火・水・土・風の4つのエレメント(元素)が暮らす、色鮮やかな都市エレメント・シティ。描かれるのは、触れ合うことすらできない正反対の2人が巻き起こす、“ピクサー史上最もロマンティックな奇跡”だ。

アツくなりやすくて家族思いのエンバーは、父の雑貨店を継ぐことを夢見ている「火」の女の子。地元ファイアタウンから出ずに育ち、外の世界を知らない彼女だったが、ある日、涙もろくて心やさしい「水」の青年ウェイドと偶然出会う。彼を通して新たな世界、そして自分の可能性を知ったエンバーは、ウェイドへの思いと、「異なるエレメントとは関わり合わない」というシティのルールとの狭間で葛藤する。

 関わってはいけないと知りながらも、行動を共にするうちに心を通わせ、距離を近づけていくふたりの姿に、胸がきゅんとする観客も多い。戸惑いながらもふたりが触れ合おうとするシーンは、まさに“ピクサーいち美しくロマンティックなシーン”に仕上がっていると評判だ。

「2人の”あの“シーンはずっしりと心に響きました!」「手を触れ合うことも難しいもどかしさや切なさが伝わってきました」と、切ない恋に心を掴まれた人も多く、「困難を乗り越えてエンバーとウェイドが心を通わせたときとっても感動した…」「ロマンティックな展開と映像にときめいた…!」「想像以上に恋愛映画で、子供より大人の方が楽しめるのかな」と大人の恋愛映画としても大きな感動を呼んでいる。

「誰かとの出会いで自分の新たな可能性に気付けるって本当に素敵なテーマ」「しっかりとしたテーマがあって、誰が観ても満足すると思う」と前向きなテーマにも絶賛の声が。「場内も泣いている方がいましたが私自身も大号泣」「3回泣きました」「大人に響くセリフが多い」と満足度も高く、リピーターや口コミが続出。ここ最近は口コミでの広がりが話題となる作品が多いが、本作も同様に、公開後にも人気が上昇している。

映像美への賞賛も数知れず。ピクサー史上最も美しい映像で描かれる、火・水・土・風が暮らす色鮮やかな“エレメント・シティ”、その世界観は大スクリーンで観た時の没入感が半端なし! 感動を余すことなく味わうためにも、ぜひ劇場で鑑賞して欲しい。


新しい世界へと背中を押してくれる。
理想の恋人との素敵な出会いに涙


 つい何度も見たくなる、誰かに素晴らしさを伝えたくなる、そんな人が続出中の本作。美しい映像、ロマンティックなストーリー、ピクサーならではの全く新しい“もしもの世界”など魅力が満載だ。そのひとつが、作品で描かれている感動的な出会い。主人公の家族思いだけれどちょっとアツくなりやすい「火」の女の子エンバーと、すぐに人の気持ちに気づき認めてくれる、思いやりと包容力がある「水」のウェイド。しかし決して触れ合うことはできない「火」と「水」、そんな二人の出会いが素敵な化学反応を生み出すのだ。

エンバーが住むのはエレメント・シティの中でも、「火」だけが暮らすファイアタウン。火は燃やしてしまったり、消してしまう特性を持つため、ほかのエレメントからは避けられがちだ。それでも、幸せに暮らしていたエンバー。ところが、ファイアタウンの外からうっかり飛び込んできた自由で伸び伸びとしたウェイドに出会ったことをきっかけに、新たな世界に触れ、知らなかったことをもっと知りたくなっていくのだ。とはいえ、家族から聞かされ続けたルールや父親のお店のことが邪魔をして、自分の中の壁をなかなか越えられず、自分にもウェイドにも素直になれない。「自分には無理」「そんなことできるわけない」。思い込みから抜け出せない不器用な彼女の姿に、共感する人も多いだろう。

そんな彼女をやさしさたっぷりに励まし続けるのがウェイドなのだ。決して何かを強いることもしない彼の優しさに、固定観念に縛られ「自分なんて……」と考え続けてきた彼女が、ウェイドへの思いを胸に、なんとか勇気を出して新世界へ1歩を踏み出して行く姿も感動的だ。ウェイドこそ、自分でも気が付かなかった本当の自分を見つけてくれる理想の恋人。新しい世界へと背中を押してくれる彼との素敵な出会いに涙してしまうこと必至だ。

 人生のターニングポイントになるような出会い、人生における宝物のような出会いは、きっと誰にでもあるはず。大切な出会いを思い出したり、こんな出会いをいつかしてみたいと憧れたり。そんなロマンティックな余韻に浸ることのできる作品なのだ。


必要なのは「マイ・エレメント=自分の可能性」を信じる力


 充実した毎日を送っていても、ふとした瞬間に、「自分にはもっと可能性があるのでは」と考えることはないだろうか。家族や職場で周囲の期待に応えようと頑張っていても、実は自分のやりたいことを見つけられずに悩んだり、やりたいことがあっても「自分には無理」と自分で限界を設けてしまったり。そんな人にもぜひ見て欲しいのが『マイ・エレメント』だ。

火・水・土・風という四大エレメントたちが命を吹き込まれ、それぞれが全く異なる特性を持つ、カラフルで個性的なキャラクターとして魅力を放っている。だが、可能性を秘めながらも、社会によって固定されてしまったイメージに自ら縛られてしまうエレメントも。エンバーもまさにそう。それでも、ウェイドがそばに居てくることで本当の自分に目を向けられるようになった時、彼女に起こる変化はとてもドラマティックだ。自分の家族、離れなければならないと思い込んでいたウェイドへの本当の気持ちを認識できるようになるのだ。そして、葛藤や衝突を乗り越え、やっと自分が本当に求めているものに気づくことができる。必要なのは、「マイ・エレメント=自分の可能性」を信じる力。それを見つける勇気は、エンバー同様あなたの中にもあるはずなのだ。

 「自分の可能性を信じていいんだ」と勇気づけられ、前を向く力をくれる本作は、大人にこそ深く突き刺さる。エンバーの姿を通して、新たな気づき、異なる価値観、そしてきっと「マイ・エレメント=自分の可能性」に、改めて目を向ける機会になるはずだ。そんな本編の余韻をさらに甘くしてくれるのが、エンドソング、Superflyの「やさしい気持ちで(マイ・エレメントver.)」。作品への感動と、もうひとつのメッセージとも言える歌詞があいまって、涙する人も多い。爽やかな涙を拭って劇場を出た後には、きっと優しい気持ちになれることだろう。


『マイ・エレメント』公式サイト


『マイ・エレメント』

監督:ピーター・ソーン

プロデューサー:デニス・リーム

(C) 2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.


<提供:ウォルト・ディズニー・ジャパン>

《牧口じゅん》

映画、だけではありません。 牧口じゅん

通信社勤務、映画祭事務局スタッフを経て、映画ライターに。映画専門サイト、女性誌男性誌などでコラムやインタビュー記事を執筆。旅、グルメなどカルチャー系取材多数。ドッグマッサージセラピストの資格を持ち、動物をこよなく愛する。趣味はクラシック音楽鑑賞。

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