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60年代のチェコ映画『ひなぎく』シアター・イメージフォーラムでレイトショー上映

東京・渋谷区にあるシアター・イメージフォーラムでは、チェコ・スロヴァキア製作の映画『ひなぎく』を10月14日(土)から上映する。

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『ひなぎく』©:State Cinematography Fund
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東京・渋谷区にあるシアター・イメージフォーラムでは、チェコ・スロヴァキア製作の映画『ひなぎく』を10月14日(土)から上映する。

マリエ1とマリエ2は姉妹と偽り、男たちを騙しては食事をおごらせ、嘘泣きの後、笑いながら逃げ出す。部屋の中で、牛乳風呂を沸かし、紙を燃やし、ソーセージをあぶって食べる。グラビアを切り抜き、ベッドのシーツを切り、ついにはお互いの身体を切り始め、画面全体がコマ切れになる。

『ひなぎく』© State Cinematography Fund

監督のヴェラ・ヒティロヴァーがカメラマンや美術・衣装と共に、色ズレやカラーリング、実験的な効果音や光学処理、唐突な場面展開など、様々な映画的実験を行い、音楽や部屋の装飾、衣装などのセンスも抜群で60年代的な自由さに満ちあふれた作品となっている。

『ひなぎく』© State Cinematography Fund

1966年に製作された本作。60年代は、世界が自由を求め激動し、チェコ・スロヴァキアでも自由と新しい表現を求め、多くの若い監督がチェコ・ヌーベルヴァーグと呼ばれる魅力的な作品を製作。本作は、検閲の目をかいくぐり、様々な実験的な映像や魅力的な音楽、素人の女性2人を起用した瞬発力のある演出で、製作から57年という年月を経てもなお、世代を超えて新たなファンを獲得し続けている。

『ひなぎく』フライヤー© State Cinematography Fund

そんな本作の日本での劇場公開は、ベルリンの壁が壊れ、チェコ・スロヴァキアでもビロード革命が起きた後の1991年。吉祥寺バウスシアターでの上映は、口コミで観客が増え、最後の週には満席になり、その後も毎年のようにアンコール上映が行われ、各方面にも作品が影響を与えている。

なお、京都みなみ会館では9月8日(金)から(終了日未定)上映。大阪にオープンする扇町キネマでは、10月下旬にオープニング特集企画内で上映のほか、11月3日(金・祝)から単独上映も予定している。

『ひなぎく』は10月14日(土)よりシアター・イメージフォーラムにてレイトショー上映。

『ひなぎく』
・Blu-ray(品番DAB15047)(本体)4,700円
Blu-rayはHDニューマスター/シナリオ全訳ブックレット付き
・DVD(品番:DAD07031)(本体)3,800円

発売:チェスキー・ケー 販売:ダゲレオ出版 tel:03-5766-1119


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《シネマカフェ編集部》

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