二宮和也が主演する、ビートたけし原作映画『アナログ』より、個性豊かな周囲の人たちと主人公・悟の関係性が分かる場面写真が公開された。
悟と、携帯を持たない謎めいた女性・みゆき(波瑠)。2人の恋愛を通じて実感する会うことの大切さ、いつの時代も変わらない愛の原点=“大切な人にただ会える喜び”を描いた本作。
悟とみゆきの出会いは、喫茶店「ピアノ」。マスター・田宮(リリー・フランキー)は、いつも静かにカウンターに佇み、週に一度、木曜日に会う約束を交わす2人の関係を、誰よりも近くで見守っている。2人が会えた日には、笑顔で店から送り出し、一方で会えなかった日には、ずっと待ち続ける姿を優しく見届けている。
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慈愛に満ちたキャラクターを演じたリリーさんは「とにかく目立たないように」ということを意識して演じたそう。二宮さんについては「(共演する度に)本当に毎回素晴らしいなと。二宮君の作る雰囲気に引っ張られ、それがすごく理知的でもあり動物的でもあるというか。稀有な俳優さんだと思います」と印象を明かしている。
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また、悟が勤めるデザイン会社の面々も個性的。直属の上司・岩本(鈴木浩介)はカタカナビジネス用語を多用し、悟や部下たちを困惑させる人物。悟は、岩本に度々手柄を奪われているが、本人はあまり気にしていない様子。アフロヘアの同期・坂上(今井隆文)や、後輩の吉田(円井わん)からは、「永遠に部長(岩本)のゴースト」と言われ、少しはプライドを持った方がいいと呆れられている。
みゆきの前での姿とはまた違った、悟の一面が伺えるシーンにも注目だ。
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二宮さんは、そんな悟を演じる上で「僕自身がいろんな人と会った時に、そのいろんな人ごとに僕の印象があるように、自分で自分を『こうなんで』と決める必要はないと思っています。僕が客観的に悟を見てしまうと、誰が悟を主観で見るんだということになります。僕が唯一考えなくていいキャラクターは自分が演じる役、と思っているので基本的には僕はあまり考えないですね」と話す。
また、「みゆきさんや友達やお母さん、会社の人たちなど、周囲の人と一緒にいるときに、その人たちに向ける様々な顔があるということだけで充分なのかなと僕は思っているんです」とコメントしている。
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『アナログ』は10月6日(金)より全国にて公開。