日本では7月14日から公開中の宮崎駿監督作『君たちはどう生きるか』。海外では9月に開幕するトロント国際映画祭でオープニング作品に選出され、ニューヨーク映画祭やスペインのサン・セバスティアン国際映画祭で上映されることも決定している。そんな中、同作の北米配給を行うGKIDSより、初のティザー予告が公開された。海外向けのもので、音声はそのまま日本語で字幕は英語。
「Variety」誌によると、北米ではオリジナルの日本語版と共に、英語吹き替え版も公開予定だという。英題は『The Boy and the Heron’s』で、直訳は少年と青サギ。ログライン(要約)は「母親を慕う眞人という少年が、生者と死者が共有する世界へと足を踏み入れる。そこで、死は終わりを迎え、生は新たな始まりを見つける」と紹介されている。
予告編を観た海外ファンは、「アニメーションのクオリティが、いつものジブリの作品と比べてもさらにステップアップしたように見える。製作に何年もかかったのも頷ける。素晴らしい!」「予告編だけで涙が出てしまった。なんという芸術だ」「ミヤザキセンセイの映画は私たちにすべてのアニメはこうあるべきだと思い出させてくれる」「言葉では言い表せないほど楽しみにしている。だれが何と言おうと、彼はアニメの父だ」と興奮した様子がうかがえる感想を寄せている。
『君たちはどう生きるか』は北米で12月8日公開予定。