1990年代の韓国・江南(カンナム)を舞台に繰り広げられるノワール・クライムアクション・ドラマ「最悪の悪」が、9月27日(水)よりDisney+(ディズニープラス) スターにて初回3話が一挙配信される。
本作には、多くのヒットドラマで人気を博し“アジアの貴公子”と呼ばれる主演のチ・チャンウク、「イカゲーム」で世界的に知名度を上げたウィ・ハジュン、そして大ヒットドラマ「女神降臨」などのイム・セミら豪華俳優たちが共演。この主要キャスト3人は9月21日(木)に来日し、来日記念トークイベントや試写会に参加する予定となっている。解禁されている映像/ビジュアルでは、これまで見たことのないチ・チャンウクの姿もあり、注目を集めているところだ。
物語の舞台は1990年代。主人公のパク・ジュンモは、韓国の江南、中国、日本の麻薬密売トライアングルを追う捜査本部の一員となり、昇進を狙って麻薬カルテルへの潜入を決意する。
さらに、ジュンモの妻で麻薬保安官であるユ・ウィジョンが自ら志願し、夫をバックアップするために奮闘。ジュンモは、江南の元DJで現在は犯罪組織のリーダー、ギチョルの信頼を得るために彼の犯罪組織に順応していこうとするが、彼らはやがてジュンモに疑いを持ち始める、というストーリー。
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韓国の潜入捜査ものといえば、イ・ジョンジェ×ファン・ジョンミン×チェ・ミンシクによる傑作ノワール『新しき世界』がまず思い浮かぶ。麻薬カルテルや麻薬王に迫るものには、香港映画のリメイク作『毒戦 BELIEVER』や、ファン・ジョンミンとリュ・スンボムのバディムービーのような『潜入』、ソン・ガンホ主演のその名も『麻薬王』、さらにNetflixシリーズ「ナルコの神」など、いずれも韓国を代表する俳優たちが出演し韓国エンタメの“顔”となってきた。
臨場感溢れる激しいアクションのみならず、潜入先での心理戦、友情と正義の狭間で揺れる葛藤の人間ドラマなどでファンを惹きつける人気ジャンル。今作も、人間の欲望と道徳的曖昧さを浮き彫りにしていくスリリングな展開が期待されている。
今回、このジャンルに果敢に飛び込んでいくのが、「ヒーラー~最高の恋人~」「あやしいパートナー~Destiny Lovers~」「都会の男女の恋愛法」などのラブロマンスに数多く出演し、韓国のみならず日本や中国でも絶大な人気を誇るチ・チャンウク。
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ドラマ「ソル薬局の息子たち」「笑ってトンヘ」といった高視聴率ドラマで注目を集めた後、前述のドラマから史劇「奇皇后-ふたつの愛 涙の誓い-」など、実に多様なジャンルで多彩な役柄を演じてきた。映画『操作された都市』では殺人犯に仕立てあげられるゲーマー、『ハード・ヒット 発信制限』ではスターオーラを封印した爆弾犯役にも挑んでいる。
さらに、歌声を響かせながら“魔術師”に扮した「アンナラスマナラ-魔法の旋律-」や、どん底人生から希望を見出す粗野な青年に扮した「あなたが願いを言えば」と、最近は新境地といえる奥行きのある役柄が続いている。今年3月にはアジア全域版アカデミー賞と称される「第16回アジア・フィルム・アワード」にて「AFA Next Generation Award」にも選ばれた。
まさしく韓国ノワールにおいても次世代を担うチ・チャンウク。今作では潜入捜査に挑む警察官パク・ジュンモ役を演じることで、これまでのスマートで爽やかなイメージを覆しながら役者としてもう1ステップ進化した姿を見せてくれそうだ。
そんなチ・チャンウクとの演技対決が期待されているのが、「イカゲーム」シーズン2も控えるウィ・ハジュンだ。江南で暗躍する犯罪組織のリーダー、チョン・ギチョルを演じる。
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2015年に映画『コインロッカーの女』で俳優デビュー、「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」ではソン・イェジンの弟でチョン・ヘインの親友役、「ロマンスは別冊付録」ではイ・ナヨン演じる主人公をめぐりイ・ジョンソクとライバル関係になる役どころに。新時代スリラー『殺人鬼から逃げる夜』では殺人鬼に豹変した。
「イカゲーム」後にInstagramフォロワー数が1,000万人超えとなる大ブレイクを果たしてからも、「バッド・アンド・クレイジー」「シスターズ」と振り幅を見せ、「イカゲーム」シーズン2、パク・ソジュンとハン・ソヒら共演の「京城クリーチャー」など話題作が続く。
今作では、「イカゲーム」に“潜入”した警察官とは真逆のカリスマ性溢れるギャングの姿、そしてチ・チャンウク演じる潜入捜査中のジュンモとのヒリついた関係性にも注目したい。
そして、ジュンモの妻で麻薬保安官のユ・ウィジョンを演じるのがイム・セミ。2016年、ソ・イングクが記憶喪失の御曹司を演じた「ショッピング王ルイ」のペク・マリ役で注目を集めて以降、チョ・ジョンソクとキム・ソンホ共演の「トゥー・カップス~ただいま恋が憑依中!?~」、イ・ソンギョンの恋のライバルとなった「アバウトタイム~止めたい時間~」、パク・ミニョンの友人役を演じた「天気がよければ会いにゆきます」などに出演。
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今年はクォン・サンウの妻役を演じた人生再起コメディ「危機のX」(原題)も日本で放送された。「女神降臨」ではムン・ガヨン演じる主人公の姉イム・ヒギョン役として、率直でタフな現代女性の姿が魅力的だったイム・セミ。今作での、難しい決断を迫られる麻薬保安官役は彼女にとっても挑戦となるだろう。
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そのほか人気シンガーのBIBI、「ムービング」「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」や映画『コンフィデンシャル/国際共助捜査』など出演作が続く名バイプレイヤー、イム・ソンジェらも出演。この顔ぶれは間違いなく、韓国ノワールに新風を巻き起こしてくれるはずだ。
Disney+「最悪の悪」公式ページ
「最悪の悪」は9月27日(水)より初回一挙3話、4話以降は毎週水曜2話ずつディズニープラス「スター」にて独占配信(全12話/最終週は3話一挙配信)。
「最悪の悪」
1995年、韓国から日本へ流れる麻薬密売組織を解体するため、韓国と日本が合同捜査に乗り出す。田舎町の刑事ジュンモ(チ・チャンウク)は、昇進を狙って新興の犯罪組織に潜入捜査する。
まさか自分が、妻のウィジョン(イム・セミ)と犯罪組織のボス、ギチョル(ウィ・ハジュン)の複雑な関係に踏み込むことになろうとは考えてもいなかった。逃れられない運命の輪に巻き込まれ、ジュンモの不安は募る。真実を解き明かすためには、より深く、より速く行動しなければならない。ミッションが完了すれば、彼らは元の生活に戻れるのだろうか? このゲームで最後に笑うのは誰なのか、最悪の悪は誰なのか?
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