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諜報戦繰り広げるスパイたち映し出す『サタデー・フィクション』予告編&場面写真

コン・リー、オダギリジョー共演のロウ・イエ監督最新作『サタデー・フィクション』予告編と場面写真が解禁された。

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『サタデー・フィクション』©YINGFILMS
『サタデー・フィクション』©YINGFILMS 全 10 枚
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コン・リー、オダギリジョー共演のロウ・イエ監督最新作『サタデー・フィクション』予告編と場面写真が解禁された。

『ふたりの人魚』(00)、『天安門、恋人たち』(06)、『スプリング・フィーバー』(09)などのロウ・イエ監督が、日本海軍少佐と女スパイの偽りの愛と策略の7日間を描く本作。

この度、解禁された60秒の本予告では1937年の魔都上海で暗躍する各国のスパイたちが繰り広げるスリリングな諜報戦の様子が切り取られている。

“中国のスター女優”と“欧州側のスパイ”の2つの顔を持つユー・ジン(コン・リー)は、新作の舞台公演のため上海にやってくる。しかし、本当の目的は新しい海軍暗号書を持って上海入りした暗号専門家の古谷三郎(オダギリジョー)から日本軍の機密情報を聞き出す“マジックミラー計画”の実行だった。

古谷の亡き妻・美代子と瓜二つであることを聞かされたユー・ジンは、美代子の役を演じ、任務を遂行しようとする。映像の後半では陽気なジャズで彩られた激しい銃撃戦、そして雨の中で静かに対峙する古谷とユー・ジンの意味深な姿が切り取られている。

併せて場面写真10点も一挙解禁。双眼鏡片手に車内から敵を観察し、雨の中銃を片手に戦うユー・ジンの姿をはじめ、古谷三郎とただならぬオーラを放つ古谷のボディガードで射撃の名手の梶原(中島歩)、電話を盗聴するシュパイヤー(トム・ヴラシア)と煙草を燻らすヒューバート(パスカル・グレゴリー)ら欧州側のスパイの姿も。

ほかにも、ユー・ジンの恋人で政府から目を付けられる左翼の舞台演出家のタン・ナー(マーク・チャオ)や、重慶側の女スパイ、バイ・ユンシャン(ホァン・シャンリー)、南京側のスパイ、モー・ジーイン(ワン・チュアンジュン)と同じ中国人でもそれぞれ異なる目的を持つスパイたちの姿が切り取られている。

スタイリッシュで、異文化の混ざり合うクラシカルな上海の空気感が漂う写真の数々となっている。

本作は、ロウ・イエ作品初の全編モノクロ映像となっており、ロウ・イエ監督は「映画の原点であるモノクロ映画を撮ることがずっと夢だった。以前に上海で撮影した『パープル・バタフライ』でも、モノクロで撮ろうと話が持ち上がったことはあったものの結局実現できなかった。本作でようやく叶えることができてとても嬉しい」と生まれ育った故郷の上海で念願を叶えた喜びを語っている。

『サタデー・フィクション』は11月3日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。


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《シネマカフェ編集部》

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