ロウ・イエ監督最新作『サタデー・フィクション』が11月3日(金・祝)より公開。太平洋戦争開戦前夜の上海を舞台にした本作から本編冒頭映像が解禁された。
諜報員という裏の顔をもつミステリアスな人気女優の主人公ユー・ジン役には、ハリウッドでも活躍する中国を代表するコン・リー。日本軍の暗号通信の専門家・古谷三郎に扮するのは、中国でも高い人気を誇るオダギリジョー。
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さらに、オダギリさん演じる古谷の護衛・梶原には出演映画の公開が続く中島歩。そのほか、海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」「ストレンジャー・シングス 未知の世界」で知られるトム・ヴラシア、『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』のパスカル・グレゴリー、台湾の国民的人気俳優マーク・チャオら国際色豊かなインターナショナルキャストが名を連ねている。
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今回解禁となるのは本編の冒頭映像。映画は、舞台演出家のタン・ナー(マーク・チャオ)と人気女優ユー・ジンが舞台「サタデー・フィクション」のリハーサルをする場面から始まる。
演出とともに、俳優も務めるタン・ナーが酒場に入ると、テーブル席で静かに佇むユー・ジン演じる主役・秋蘭を見つけ、話しかける。舞台の外では恋人同士でもあるタン・ナーとユー・ジンの2人が意味深長な会話のやりとりをしていると、そこにサングラスに葉巻をくわえた怪しい男性が登場し、タン・ナーから「もう一回やりなおし」の声がかかるところでリハーサルが中断される…、という場面。
ロウ・イエ監督お馴染みの手持ちカメラで演者たちの様子を追い、さらに舞台の中で生演奏されているジャズも相まって、監督ならではの臨場感のある世界に引き込まれるようなオープニング。
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ちなみにこの舞台はロウ・イエ監督が「上海に関する小説のうちで、好きな作品の一つ」と語る、横光利一の「上海」が原作。ユー・ジンとタン・ナーは互いに惹かれあう中国共産党の女性闘士と日本人男性の役を演じている。
『サタデー・フィクション』は11月3日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。