ジェイソン・ブラム製作で描くホラー映画の金字塔の新章『エクソシスト 信じる者』よりキャスト、製作陣が本作の魅力を紐解く特別映像が解禁された。
ホラー映画の金字塔『エクソシスト』から50年、2人の少女が悪魔に憑りつかれた新たな恐怖を描く本作。この度解禁された特別映像では、デヴィッド・ゴードン・グリーン監督のほか、オリジナルの『エクソシスト』で娘が悪魔に憑依されてしまう母親を演じ、本作でも同役で出演するエレン・バースティンらが本作の魅力について語っている。
デヴィッド監督の「憑依を描いた映画は人を虜にする」という言葉に続き、本作で悪魔に取り憑かれてしまう2人の少女、アンジェラ(リディア・ジュエット)とキャサリン(オリヴィア・オニール)も「2人は友達」だと自身の役柄について説明。
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そんな2人の少女の親は正反対の特徴を持っており、アンジェラの父親、ヴィクター(レスリー・オドム・Jr)はすでに信仰を捨てたシングルファーザーなのに対し、キャサリンの親、ミランダ(ジェニファー・ネトルズ)とトニー(ノーバート・レオ・バッツ)は毎週教会で行われるミサへと熱心に通うほど信心深い5人家族である。
この2組の家庭事情がどのように物語へと関係してくるのか注目となる本作だが、デヴィッド監督は「憑依された子を持つ親のもろさを描いてる」と解説し、本作では取り憑かれた少女たちだけでなく、極限状態に陥った際の親の行動も重要であると語っている。
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続けて「50年前に演じた役に戻るということはクリスの50年の人生を想像するということ」と語るのは、1974年のオリジナル版にて、悪魔に取り憑かれた少女リーガンの母親クリス・マクニールを演じ、新章となる本作で再登場を果たしたオスカー女優エレン・バースティン。
そんな彼女をレスリーは「エレンは本作の宝だ」と“エクソシスト“を語るうえで欠かせない人物であると語る。エレンは「恐ろしいことだわ。自分自身が内なる力に支配されてしまうなんてね。憑依は昔からあった。場所 宗教 文化を超えた普遍的な現象と言える」と本作で起きていることが必ずしもフィクションであると断定することはできず、“憑依“というものは我々の生活の中にすでに根付いているものであると語り、映像は締めくくられる。
オリジナル版の『エクソシスト』を史上最恐の映画の1つであるとともに、ホラーというジャンルにおける指標だと位置づけるのは、数々のホラー映画を生み出してきた“恐怖の工場長”ことジェイソン・ブラム。
この度本作の製作を務めたジェイソンは「『エクソシスト』は革新的な作品だったから、そのことを僕たちはこの新章で称えたかった。あの、観る者を不安にさせるような物語に回帰するように努めた。この作品で描かれているのは、自分の世界の全てである唯一の子供を奪われそうになった時に親が味わう恐怖だけではない。この異常な世界から誰かを救い出そうとする時、人間はいかに自分の信条の変化を受け入れようとするのかというところを描きたかった」と、誰もが認めるホラー映画の金字塔の新章をつくり上げていくうえで、外すことのできないこだわりを説明している。
『エクソシスト 信じる者』は12月1日(金)より全国にて公開。