2007年製作、全米で大ヒットを記録し映画史に残る傑作コメディ映画のひとつとなりながら、日本ではDVDスルーとなっていた映画『スーパーバッド』。この度、2024年1月、5回の限定上映で日本初公開されることが決まった。
青春映画といえば、『アメリカン・グラフィティ』(73)、『ブレックファスト・クラブ』(85)、『フェリスはある朝突然に』(86)、リチャード・リンクレイター監督が手掛けた『バッド・チューニング』(93)などなど多くの作品が思い浮かぶ。
青春のそのひとときをドラマティックに、時にノスタルジックに、コミカルに切り取り、時代を超えて人々に愛され続ける数々の傑作の中でも、2000年代を代表する作品にして、瞬く間に世界を爆笑の渦に巻き込んだ圧倒的な人気を誇る青春映画が『スーパーバッド』。
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公開当時全米で初登場1位、最終的には1億ドル突破の大ヒットを記録。かのエミネムも「200回以上見た」と語るほどの人気作ながら、日本では『スーパーバッド 童貞ウォーズ』のタイトルでDVDスルーされていた。
主人公は高校卒業を間近に控えた、大の親友同士のセスとエヴァン。そして、もう1人の友人、フォーゲル。3人のサエない男子高校生たちは、卒業を間近に控えたある日、女子からパーティに誘われる。その騒ぎのあとに、彼らに待っている結末とは――。
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セス役には『マネーボール』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でオスカー候補となり、最近では『mid90s ミッドナインティーズ』を監督したジョナ・ヒル。
エヴァン役には『JUNO/ジュノ』や『バービー』のマイケル・セラ。フォーゲル役は『キック・アス』シリーズのクリストファー・ミンツ=プラッセ。
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監督からプロデューサーまで幅広く活動するセス・ローゲンと『IT/イットTHE END “それ”が見えたら、終わり。』のビル・ヘイダーが警官二人組を演じ、本作で映画デビューを果たした『ラ・ラ・ランド』のオスカー女優エマ・ストーンも登場し、見事なアンサンブルを見せる。
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監督は『宇宙人ポール』のグレッグ・モットーラ、プロデューサーは『40歳の童貞男』などアメリカン・コメディには欠かせない最重要人物ジャド・アパトーが務めている。
『スーパーバッド』は2024年1月2日(火)~1月6日(土)シネマート新宿にて5回の限定上映。