全米で「A24」ホラー史上最高興収を達成した、いま最も世界の注目を集めるホラー映画『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』から本編映像が解禁。「#90秒憑依チャレンジ」というゲームで“霊に憑依される”快感とスリルでハイになる主人公たちの本編映像が解禁となった。
『ミッドサマー』や『ヘレディタリー/継承』を超える“A24ホラー史上最高興行収入”を記録する大ヒットとなり、すでに監督ダニー&マイケル・フィリッポウ兄弟が続投し、A24製作による続編『Talk 2 Me』(原題)が決定している本作。
2年前に母親を亡くし、その死と向き合えないでいる主人公の高校生ミア(ソフィー・ワイルド)は、周りで流行っているゲームに参加する。そのゲーム「#90秒憑依チャレンジ」は、呪物の“手”を握り「トーク・トゥ・ミー(話したまえ)」と唱えると霊が出現し、憑依するというもの。
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気晴らしにゲームを試してみたミアは、憑依される感覚に未だかつてない快感とスリルを覚え、たちまちその虜に。今回解禁された本編映像は、ミアと仲間たちが代わる代わるこの憑依チャレンジを繰り返す様子を捉えている。
憑依され大きく倒れる首に不自然に開いた瞳孔、泣きじゃくる霊、歌い出す霊、動物のように噛みつこうとする霊、吠えさかる霊…。その瞬間を撮影する参加者たちも大盛り上がりで、その様子を察知した犬も気になる様子。
こうした様子を、映像はハイテンションなモンタージュ(複数の映像の断片を組み合わせてひとつの連続したシーンを作り上げるもの)で表現し、監督たちのセンスも感じられる場面となっている。だが、この“宴”のようなシーンの後、ついに悪夢の始まりを迎えることになる――。
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このシーンは、監督ふたりのお気に入り、かつこだわりのシーンだという。このモンタージュのシーンは全体で50ショット撮影が行われているが、撮影最終日で時間の制約があり、それをわずか2時間で撮りきらなければならず、助監督に頼んでこの演出をふたりでやることになったそう。
マイケルは「カメラを2台使って“あれやって”“それとって”と叫びながら監督して、みんな走り回って、ブームボックスで音楽を鳴らして…とすごく自由に流れるような撮影だったんです」とふり返る。
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その上で、映画と登場人物たちに真実味を持たせる上で霊に取り憑かれる場面が特に重要だと考え、VFXが駆使されている。手を握るときの微妙な動きや瞳孔の開きなどでVFXが助演的な役割を果たしたことに加えて、霊が憑依した状態での身体的特徴の変化を表すために憑依中に発せられる“声”には声優を起用するなどこだわりもちりばめられている。
『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』は12月22日(金)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。