スペインの名匠・ビクトル・エリセ監督31年ぶりの最新作『瞳をとじて』が2024年2月9日(金)より公開されることに合わせ、2月2日(金)より過去作『ミツバチのささやき』、『エル・スール』の再上映が決定した。
記念すべき長編デビュー作である『ミツバチのささやき』は、日本では1985年に、いまはなき六本木のミニシアター“シネ・ヴィヴァン・六本木”で記録的な動員を打ち立て、当時のミニシアターブームを牽引した1本としても知られる“不朽の名作”。
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撮影当時5歳のアナ・トレントがアイコン的人気を博し、その姿に多くの観客が心を奪われ社会現象にもなった。いまもなお多くの映画人、映画ファンの「オールタイムベスト」に選ばれ、愛され続けている本作を、いま再びスクリーンで味わえる。
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そして、同時に公開されるのは、当時世界的には1973年公開の『ミツバチのささやき』から10年後の1983年に発表された長編2作目『エル・スール』。
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本作も世界的に高い評価を得た名作として知られ、現在神奈川剣鎌倉市、川喜多映画記念館で開催されている是枝裕和監督の特別展「映画監督・是枝裕和のまなざし」(~2024年1月14日)にて、“是枝監督が影響を受けた映画“の1本として選出されており、多くの作家や監督に愛されている。『エル・スール』が再上映で全国を回るのは約7年ぶり。
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スペインが誇る伝説の巨匠ビクトル・エリセによる新作に映画界は歓喜する声で溢れ、映画祭では絶賛評が並ぶ『瞳をとじて』。さらには、『ミツバチのささやき』のアナ・トレントが50年ぶりに同じく“アナ”の名前を持つ女性を演じることも話題となっている本作。
新作公開を記念する今回の上映は、はじめてエリセに触れる方も、何度も鑑賞しているファンも貴重な機会となっている。
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「『瞳をとじて』公開記念 ビクトル・エリセ 特別上映」は2024年2月2日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて順次公開。
『瞳をとじて』は2024年2月9日(金)より全国にて順次公開。