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『オッペンハイマー』作品賞ほか最多5冠、『バービー』は初の興行成績賞 第81回ゴールデン・グローブ賞発表

第81回ゴールデン・グローブ賞授賞式が1月7日(現地時間)に、ロサンゼルスのビバリー・ヒルトン・ホテルにて開催。ディナーショー形式で行われた授賞式では『オッペンハイマー』が作品賞ほか最多5部門受賞した。

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『オッペンハイマー』© Universal Pictures. All Rights Reserved.
『オッペンハイマー』© Universal Pictures. All Rights Reserved. 全 19 枚
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第81回ゴールデン・グローブ賞の授賞式が1月7日(現地時間)に、ロサンゼルスのビバリー・ヒルトン・ホテルにて開催。主催団体が変わり、ノミネートされている俳優・監督やプレゼンターたちが華やかに集い、ディナーショー形式で行われた授賞式では『オッペンハイマー』が映画部門・作品賞(ドラマ)ほか5部門で受賞。『バービー』は今回、大ヒット映画を対象にした新設の興行成績賞と歌曲賞の2冠となった。

『オッペンハイマー』は監督賞をクリストファー・ノーランが6度目のノミネートで初受賞、主演男優賞(ドラマ)にキリアン・マーフィーが初受賞。

『オッペンハイマー』

キリアン演じるオッペンハイマーと対立するルイス・ストローズ役を演じたロバート・ダウニー・Jr.が助演男優賞に選ばれた。

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』で石油の発掘によって巨大な富を得たオセージ族の女性モーリー・カイルを演じたネイティブアメリカン出身のリリー・グラッドストーンが、初ノミネートで主演女優賞(ドラマ)を初受賞。客席からも歓声が上がった。

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

また、エマ・ストーンが主演とプロデューサーも務めたヨルゴス・ランティモス監督『哀れなるものたち』が作品賞&主演女優賞(ミュージカル/コメディ)を獲得。

脚本賞はカンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作である『落下の解剖学』のジュスティーヌ・トリエとアルチュール・アラリが、『オッペンハイマー』『バービー』『哀れなるものたち』『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』などを押さえての受賞、非英語映画賞と合わせて2冠となった。

『落下の解剖学』

なお、今回より2つの賞が新設。マーク・ハミルがプレゼンターを務めた映画部門・興行成績賞で初の栄冠を受けたのは、社会現象ともなり、最多9ノミネートを果たしていた『バービー』。

一方、テレビ部門では最多9ノミネートとなっていた「メディア王~華麗なる一族~」が作品賞(ドラマ)など4冠。「一流シェフのファミリーレストラン」(ミュージカル/コメディ作品賞ほか)、「BEEF/ビーフ~逆上~」(リミテッドシリーズ・アンソロジーシリーズ作品賞ほか)が強さを見せた。

テレビ部門の新設・スタンドアップコメディ賞には、過去のゴールデン・グローブ賞で司会を務めたこともあるリッキー・ジャーヴェイスが受賞。司会はフィリピン系アメリカ人のスタンダップコメディアン、ジョー・コイが初めて務めた。

これまで授賞式をテレビ生中継していた放送局がNBCからCBSとなり、公式サイトやParamount+などを通じて生配信。同賞を主催してきたハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)は解体され、今回よりディック・クラーク・プロダクションのもと開催。投票権のあるメンバーは75か国・300人で構成された。

主な受賞結果は以下のとおり

映画部門

作品賞(ドラマ)
『オッペンハイマー』

『オッペンハイマー』

主演女優賞(ドラマ)
リリー・グラッドストーン『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

主演男優賞(ドラマ)
キリアン・マーフィー『オッペンハイマー』

作品賞(ミュージカル/コメディ)
『哀れなるものたち』

『哀れなるものたち』

主演女優賞(ミュージカル/コメディ)
エマ・ストーン『哀れなるものたち』

主演男優賞(ミュージカル/コメディ)
ポール・ジアマッティ『The Holdovers』(原題)

監督賞
クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』

脚本賞
ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ『落下の解剖学』

助演女優賞
ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ『The Holdovers』(原題)

助演男優賞
ロバート・ダウニー・Jr.『オッペンハイマー』

アニメ映画賞
『君たちはどう生きるか』

『君たちはどう生きるか』

非英語映画賞
『落下の解剖学』(フランス)

作曲賞
ルドウィグ・ゴランソン『オッペンハイマー』

歌曲賞
「What Was I Made For?」ビリー・アイリッシュ&フィニアス・オコネル『バービー』

興行成績賞
『バービー』

テレビ部門

作品賞(ドラマ)
「メディア王~華麗なる一族~」

主演女優賞(ドラマ)
サラ・スヌーク「メディア王~華麗なる一族~」

主演男優賞(ドラマ)
キーラン・カルキン「メディア王~華麗なる一族~」

作品賞(ミュージカル/コメディ)
「一流シェフのファミリーレストラン」

主演女優賞(ミュージカル/コメディ)
アヨ・エデビリ「一流シェフのファミリーレストラン」

主演男優賞(ミュージカル/コメディ)
ジェレミー・アレン・ホワイト「一流シェフのファミリーレストラン」

「一流シェフのファミリーレストラン」

作品賞(リミテッドシリーズ・アンソロジーシリーズ、テレビ映画)
「BEEF/ビーフ~逆上~」

Netflixシリーズ「BEEF/ビーフ~逆上~」

主演女優賞(リミテッドシリーズ・アンソロジーシリーズ、テレビ映画)
アリ・ウォン「BEEF/ビーフ~逆上~」

主演男優賞(リミテッドシリーズ・アンソロジーシリーズ、テレビ映画)
スティーヴン・ユァン「BEEF/ビーフ~逆上~」

助演女優賞
エリザベス・デビッキ「ザ・クラウン」

助演男優賞
マシュー・マクファディン「メディア王~華麗なる一族~」

スタンダップコメディ賞
リッキー・ジャーヴェイス

《シネマカフェ編集部》

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