『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランティモス監督、エマ・ストーンが再集結して描く映画『哀れなるものたち』が日本公開され、興収1億円を突破。アカデミー賞に絡んだ『ブラック・スワン』、『シェイプ・オブ・ウォーター』に次ぐサーチライト・ピクチャーズ史上第3位の大ヒットスタートとなった。
昨年行われた第36回東京国際映画祭以外、一切の一般試写を実施せず、1月19日に1回限りの“有料試写”となる先行上映を全国200館で実施。
1月26日の公開日目前、1月23日にはアカデミー賞11部門にノミネートと期待の高まりの中、待望の劇場公開となった本作は、公開3日間(特別先行含む)で公開中洋画1位となる興行収入9,615万800円、動員6万5,445人を記録(355スクリーン。18Dolby Atmos含む)。1月19日の先行上映を加えると公開初週成績は興行収入1億189万4,860円、動員6万9,168人とすでに1億円を突破。
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アカデミー賞受賞の『ノマドランド』や『ジョジョ・ラビット』(ともに最終興収4.3億円)を大きく上回り、『ブラック・スワン』(最終興収23.9億)、『シェイプ・オブ・ウォーター』(最終興収8.9億円)に次ぐ数字となった。
SNS上でも「問答無用の大傑作!!」「映画館で観て良かったなあと心底思った」「間違いなくエマ・ストーンの代表作になる」「美しく、痛快。」「生涯ベスト級!」「いろいろ話したくなる作品!」「エマ・ストーンがかっこよかった。序盤の演技と終盤の演技の振り幅に痺れます」「衣裳、美術、ストーリー何をとっても最高!」「既に2024年の1位が決まってしまった」といった絶賛と熱狂の声が上がっている。
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なお、北米では公開8週目となる今週末に一気に2,300スクリーンに拡大公開され、興収ランキング7位に浮上。同週末公開のスペイン、イタリア、メキシコも大ヒットを記録、公開中のイギリス、フランス、ドイツ、オーストラリアなどでも驚異的な支持で客足が衰えず、このヒットは世界的な現象となっている。
<生まれたての女性>という前代未聞の設定を持つ主人公ベラ。「世界を自分の目で見たい」という強い欲望に駆られ、身を投じたベラのヨーロッパ横断の旅は激動の果てにどんな結末をもたらすのか。
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鑑賞者からは日本時間3月11日(月)発表の第96回アカデミー賞でも、ベラを演じたエマ・ストーンの2度目の主演女優賞受賞を有力視する声が高まっており、作品賞も、ゴールデン・グローブ賞で作品賞を分け合った『オッペンハイマー』との一騎打ちに注目が集まっている。
『哀れなるものたち』は全国にて公開中。