TBSホールディングスとパートナーシップ協定を結ぶUSEN-NEXT HOLDINGSの傘下である動画配信プラットフォーム・U-NEXTの、今年度の国内における定額制動画配信(SVOD)サービスの市場調査結果が明らかになった。
「動画配信(VOD)市場5年間予測(2024-2028年)レポート」(GEM Partners発行)によると、国内市場の定額制動画配信サービス別シェア推計では、「U-NEXT」が15.0%(前年比+2.4ポイント)を獲得し同シェアで2位となった。1位は5年連続で「Netflix」の21.7%(前年比−0.6ポイント)となっているが、両社の差は前年の9.7ポイントから6.7ポイントと3ポイント縮めており、「U-NEXT」が1位に迫る勢いでシェアを拡大している。その要因の一つは、2023年7月に「Paravi」とサービス統合したことによって「U-NEXT」内で約1万本におよぶTBSのドラマやバラエティ、スポーツコンテンツが視聴可能になったことにあるとのことだ。
地上波でも大ヒットとなった日曜劇場「VIVANT」、U-NEXTバラエティーランキングで常に上位ランクインを果たしている「水曜日のダウンタウン」、未来の侍JAPANが生まれる瞬間を伝える「プロ野球ドラフト会議2023 supported by リポビタンD」、さらに日本中にバレー旋風を巻き起こした「バレーボール ネーションズリーグ2023」などのTBSコンテンツがシェア拡大に大きく貢献した。