劇場アニメ『ベルサイユのばら』に、沢城みゆき、平野綾、豊永利行、加藤和樹が出演することが分かった。
「ルパン三世」シリーズの峰不二子役(3代目)でお馴染みの沢城さんが演じるのは、将軍家の跡取りで、“息子”として育てられた男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ。
沢城さんは、「池田理代子先生の描かれたオスカルをバイブルに、そこから田島令子さんの声の入ったオスカル、実写映画や舞台でもそれぞれに昇華されたオスカルが誕生してきました。その歴史の中へ、もう1人、吉村監督の元で新たなオスカルが生まれようとしています。(作画の方々のとんでもない仕事量!!)今はただ、その完成の日を緊張しながら静かに待っているところです」とコメントしている。
また、オーストリア出身のフランス王妃マリー・アントワネット役は、「涼宮ハルヒの憂鬱」涼宮ハルヒ役、「DEATH NOTE」弥海砂役の平野さん。「夢のようです」と今回の出演を喜び、「漫画・アニメ・舞台を観続けてきた、いちファンである私にこんな日が来るなんて思ってもみませんでした。今回の演出は、かなりの挑戦だと思います」と語る。
オスカルの幼なじみである平民アンドレ・グランディエ役は、「ユーリ!!! on ICE」勝生勇利役の豊永さん。「歌も歌わせていただいております。原作のあんなシーンやこんなシーンも演じさせていただいております…」と明かし、「どうぞ、ご期待ください!!」とアピール。
容姿端麗なスウェーデンの伯爵ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン役は、『仮面ライダー THE NEXT』で風見志郎を務めた加藤さん。「ミュージカル作品でフランス革命に身を投じた経験のある身としては、このお話が決まった時は感慨深いものがありました。原作の名シーンはもちろん、新たに歌唱演出も加わり、現代の映像技術で令和の時代に新たな革命を起こす作品になっていると思います。ご期待ください!」とメッセージを寄せている。
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さらに、オスカル、マリー・アントワネット、アンドレ、フェルゼンが描かれたキービジュアル、本編の一部が登場する特報映像も公開された。
監督は「アオハライド」の吉村愛、脚本は「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズの金春智子、キャラクターデザインは「初恋モンスター」の岡真里子、音楽プロデューサーは「進撃の巨人」の澤野弘之、音楽は澤野さんと共に「大奥」のKOHTA YAMAMOTO、制作はMAPPAが担当する。
劇場アニメ『ベルサイユのばら』は2025年新春公開予定。