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【特集】ハチャメチャなPR作戦の行方は? 月を目指すビッグプロジェクトを支える、スカヨハのポジティブパワーが最高!『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』

アポロ11号による人類初の月面着陸は、フェイク映像だった!? そんなトンデモ陰謀論からアイデアを得た本作に、NASAがまさかの全面協力!

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『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』
『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』 全 10 枚
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提供:ソニー・ピクチャーズ

アポロ11号による人類初の月面着陸は、フェイク映像だった!? そんな実際に噂されているトンデモ陰謀論からアイデアを得た本作に、NASAがまさかの全面協力! 人気女優スカーレット・ヨハンソンが演じる超やり手のPRマンが、『マジック・マイク』シリーズのチャニング・テイタムふんする真面目なエンジニアとぶつかり合いながらも人類の壮大な夢の実現に向かっていく感動のヒューマンドラマ『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』。国の思惑も絡んだ二人の行く末には、誰もが拍手を送りたくなる、エキサイティングで予想外すぎるクライマックスが待ち受けている!(平沢薫)

反発していた2人の男女が共闘関係に
変わっていく過程が胸アツ


舞台は、冷戦が続く1960年代のアメリカ。物語は、ニクソン大統領の側近である政府関係者モー(ウディ・ハレルソン)が、何としてでもソ連より先に人類の月面着陸を実現させるため、広告業界の凄腕PRマン、ケリー(スカーレット・ヨハンソン)を雇うところから始まる。とにかく、この怖いもの知らずのケリーが強烈! 車を売るために妊婦になりすましたりとあの手この手で契約をもぎとっていく颯爽としたタフさが痛快だ。モーに雇われてからも瞬く間にやり手ぶりを発揮。なんと俳優をNASAの技術者に仕立て上げ、テレビに出演させて人々の関心を集め、政府の予算の増額にも成功してしまう。そんなハチャメチャなPR作戦からも目が離せない。

ところが、超マジメなアポロ11号の発射責任者コール(チャニング・テイタム)は、目的のためならウソもつく彼女のやり方に猛反発。そんなそりの合わない二人が、やがてアメリカの威信をかけた大きなプロジェクトの成功に向けて、次第に共闘関係になっていく様子は胸アツ。さらに、二人の過去に意外な挫折や秘密があることが明らかになることで、人間ドラマとしての奥行きが増し、自分事のようにそれぞれにどっぷり感情移入することとなる。

名作『ドリーム』を思わせるスカヨハのキャラに力をもらえる


映画の大きな魅力は、スカヨハ演じるヒロインの思わず笑ってしまうほどポジティブなパワー。時代背景となる1960年代は、まだ女性の社会進出が難しかった時代。そんな中、スカヨハ演じるやり手PRマンが、男性ばかりの会社重役や政治家たちを手玉に取り、自分の計画を次々に実現していくさまがユーモアたっぷりに描かれていてスカッとする。ビッグプロジェクトを裏で支えた女性に光を当てたドラマの痛快さは、宇宙飛行士による初の地球周回飛行の成功に貢献したNASAの女性エンジニア3人の活躍を描いた実録映画『ドリーム』(2016)を思い出させるもの。

どちらの映画でも、主人公は男性中心社会の中で自分の夢を実現することを決して諦めず、しかし、ただ正面からぶつかるのではなく、自分らしいやり方を見つけて実践していく。その姿が思い切りパワフルでポジティブなエネルギーを与えてくれるのだ。

月面着陸はフェイクなのか?
NASAが全面協力したリアルな映像に驚愕


ところが、物語は急展開。PRマンのケリーは、政府関係者のモーからアポロ11号が失敗した時に備えて、フェイクの月面着陸の映像を撮るというムチャぶりに着手することになる。しかも、せっかく信頼関係を築いた発射責任者のコールに内緒で。この月面着陸シーンのリアルなことといったら! この着陸シーンを描くため、グレッグ・バーランティ監督は「人類史上最も有名な瞬間の一つを偽るという映画を作るのなら、その瞬間をリアルに感じさせなければならない」と決意。そのためにはNASAの協力が不可欠と考えた。果たして、月面着陸はフェイクだという都市伝説を扱う映画にNASAは協力してくれるのか?

しかし、その心配は無用だった。NASAは脚本を読み、この物語が“アポロ計画に携わった40万人の人々を讃えるもの”だと捉えて全面協力。アポロ計画時代の未公開映像へのアクセスも許可した。

また、これまでの映画の多くがヒューストンの宇宙管制センターが舞台だが、本作の舞台はケープ・ケネディの発射室。当時の発射室にいた人が「まさにこうだった」と目に涙を浮かべたというほどリアルな発射シーンを生みだすことに成功した。こうした徹底したリアリティーが、当時の人々が感じたのと同じに違いない感動を体感させてくれる。

人類の大きな一歩!
予想外の瞬間に思わず拍手


そして、物語は予想できない展開に突入していく。フェイク映像の制作を命じられたケリーは、どうするのか? また、NASAの成功を信じる発射責任者コールや、この計画のために多くを捧げてきたベテラン技術者、夢中で計画に没頭する若いエンジニアたちの思いは、どうなるのか。そして、ついにアポロ11号を発射する日がやってくる……が、ここで思ってもみなかった驚愕の事態が! 誰もが拍手を送りたくなる、エキサイティングで予想外なクライマックスが、待ち受けている。

度重なる試練に葛藤しながら一つの夢に向かって突き進んでいくケリーとコールの姿から、この物語がアポロ11号の月面着陸がフェイクだったという都市伝説を逆手に取って「人類が月に行ったことはなぜ重要なのか」「人間にとって本当に大切なものは何なのか」、そんな真実を描いていることに気づかされ、大きな感動が心の底から湧き上がってくる。フェイクを通して真実を描く……。本作は、そんな映画の“粋”が詰まった作品なのだ。

映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』は7月19日より全国公開


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映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』予告編


※この記事は「シネマトゥデイ」の転載広告になります。記事内容は、当媒体の意見を代表するものではありません。

《text:平沢薫》

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