モリー・マニング・ウォーカー監督がカンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ、世界の映画祭で絶賛を受けた長編デビュー作『HOW TO HAVE SEX』から、親友3人の卒業旅行が幕を開けるマジックアワーの印象的なシーンをとらえた本編映像が解禁となった。
本作は、ティーンの友情や恋愛、セックスが絡み合う青春の夏休みを活き活きと表現しながら、性的同意について深い問いを投げかける、痛いほどに共感できる物語。
主人公タラ(ミア・マッケンナ=ブルース)は、親友のスカイ(ララ・ピーク)、エム(エンヴァ・ルイス)と卒業旅行の締めくくりにギリシャ・クレタ島のリゾート地、マリアに降り立つ。
今回解禁となった映像は、3人がマリアに到着するやいなや夜明け前のまだ冷たい海に飛び込み、旅の始まりに胸を躍らすシーン。
これから始まる旅行への期待と少しの緊張感があるような表情を浮かべるタラは「寒いんだけど」とぼやきつつも、「慣れれば平気だよ」と手を引くスカイと一緒に海へ入る。エムも加わり、歌を口ずさみながら「2人とも愛してる」「人生最高のホリデーにしよ!」と抱き合う姿からは、ティーンエイジャーのみずみずしい青春が感じられ、懐かしさがこみ上げるようなシーンとなっている。
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マジックアワーが一層エモーショナルなシーンに仕上げているが、本作は実際にクレタ島の町マリアで撮影され、「そこでの撮影は人生最高の時間だった」と監督のモリー・マニング・ウォーカーは語っている。
撮影監督出身のウォーカーが魅せる、その後に待ち受ける苦さをまだ知るよしもない、クレタ島で過ごす3人の青春に注目してほしい。
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また、本作を鑑賞した著名人からコメントも到着。お笑い芸人のバービーは「心がおろし金ですりおろされていくような、あの痛み。わかる。わかるよ!」、フリーアナウンサー・俳優の宇垣美里も「追い詰められていくタラの表情、その心の機微に胸がぎゅっと苦しくなった。ああ、今すぐ彼女を抱きしめたい」とタラの心情に共感を寄せる。
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小説家・松田青子は「『性的同意』とは、互いの声を聞くこと、そして何よりもまず、自らの声を聞くことなのだ」とコメントを寄せ、映画監督・映画プロデューサー・俳優の松林麗(松林うらら)は「生き延びる為の、新しい語りの型を世界に魅了し、鮮やかに突き抜けた青春映画の傑作」と寄せている。
『HOW TO HAVE SEX』は7月19日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋、シネマート新宿、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開。