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山崎賢人、7年間演じてきた“信”への思い明かす『キングダム 大将軍の帰還』ニューヨーク・アジアン映画祭上映

『キングダム 大将軍の帰還』がニューヨーク・アジアン映画祭2024にて上映。主演の山崎賢人が素晴らしい演技を披露した俳優に与えられる「The Best from the East Award」を日本人として初受賞。

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ニューヨーク・アジアン映画祭『キングダム 大将軍の帰還』ⓒ原泰久/集英社 ⓒ2024映画「キングダム」製作委員会
ニューヨーク・アジアン映画祭『キングダム 大将軍の帰還』ⓒ原泰久/集英社 ⓒ2024映画「キングダム」製作委員会 全 16 枚
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公開9日間で観客動員数200万人、興行収入30億円を記録した『キングダム 大将軍の帰還』がニューヨーク・アジアン映画祭2024にて上映。主演の山崎賢人が素晴らしい演技を披露した俳優に与えられる「The Best from the East Award」を日本人として初受賞。レッドカーペットセレモニーや授賞式、上映後の舞台挨拶に参加した。

2002年に創設されたニューヨーク・アジアン映画祭(New York Asian Film Festival/略称NYAFF)は、今年23回目を迎える北米でもっとも由緒あるアジア系映画祭。

今年も7月12(金)~7月28日(日)で開催されており、韓国・中国・タイ・フィリピンなどアジアから90作品以上が出品。主流の大ヒット作品からインディペンデント系の奇抜な作品、熱狂的なファンがついているカルト映画など非常に多様で個性的な作品を上映している。ジョニー・トー、ポン・ジュノ、パク・チャヌクなど現代アジア映画の監督たちの作品を推奨した初の北米映画祭として知られている。

山崎賢人、初めてのニューヨークを満喫

現地時間7月19日には、授賞式の登壇に先駆け、主人公・信を演じた山崎さんが現地入り、ニューヨークを代表する観光名所巡りを行った。最初に訪れたのは、世界三大美術館の1つ、メトロポリタン美術館。観光客が溢れる入り口前の階段に到着すると「ニューヨークに来ました!(ニューヨーク渡航は)初めてです!」と“自身初ニューヨーク”となる今回の訪問に、山崎さんは高揚気味。

メトロポリタン美術館

その後、緑あふれるセントラルパークに場所を移した山崎さんは、今回のニューヨーク・アジアン映画祭での受賞について「日本だけじゃなく、ニューヨークでも『キングダム』が話題になっているんだ!という嬉しさと驚きを感じます」と本作が海を越えて盛り上がっていることへの喜びを露わにしつつ、明日『キングダム』が現地で初上映されることについて「(現地の方々は)どんな反応をするんだろう?って、すごく楽しみですね!(きっと)『キングダム』の良さは国に関係なく伝わるんだろうな」とその期待を口にした。

セントラルパーク

最後に山崎さんが訪れたのは、“世界の交差点”ともいわれるタイムズスクエア。様々な人とエンタメが集まり交差する圧巻の光景を目にした山崎さんは「エンタメの1番の街で、『キングダム』が上映されるって、すごいテンションが上がりますね!ここで“ドカン!”と盛り上がってくれたら最高だなって」と率直な想いを露わにした。

タイムズスクエア

山崎賢人、日本初受賞の快挙「魅力的な熱演」

そして現地時間7月20日、レッドカーペットセレモニー直前の山崎さんに心境を伺うと「この(映画祭の)ためにここまで来たので、すごく楽しみです!賞をありがたく頂いてこれからの糧にできるように、『キングダム』チームを代表して受け取りに行きたいです!」と気合十分。

本映画祭で上映されるキングダムのチケットは、発売後即SOLD OUTという人気ぶり。「『キングダム』がアメリカで初めて上映となることに、自分自身とてもワクワクしている」と改めてその意気込みを語った。

同20日12時、リンカーン・センターで行われたレッドカーペットセレモニーでは多くの海外メディアが集まる中、黒のフォーマルな衣装に身を包んだ山崎さんが登場するやいなや、フラッシュの嵐。沢山のカメラに「Thank you!」と声をかけながら笑顔を向け、最後にはキングダムポーズを決めながらレッドカーペットセレモニーを終えた。

上映前に行われた授賞式では、『キングダム』シリーズを牽引してきた山崎さんが「The Best from the East Award」という、日本映画とアジア映画全般における優れた功績を評価する世界の映画とエンターテインメントの展望に多大な貢献をしたアーティストを称える栄誉ある賞を日本人で初めて受賞。

受賞理由を、MCでありNYAFFディレクターであるSamuel Jamier(サミュエル・ジャミエ)氏は、「多くの映画やドラマを通じて日本だけでなくアジア全体、そして世界中に数多くのファンを持っていて愛されています。特に『キングダム 大将軍の帰還』は、これまでのシリーズ3作で大ヒットを続け、多くの優れた俳優たちの演技が胸躍る興奮と感動を提供しています。山崎さんは、このシリーズの主役として魅力的な熱演と感動的な演技を披露し、爽快なアクションシーンでも見事なパフォーマンスを見せてくれました」とコメントを寄せ、ステージ上で「童信、素質がありますよ」と王騎将軍の言葉にのせてトロフィーを授与。

これを受け、山崎さんは「Hello everyone. My name is Kento Yamazaki. It's great honor to be here today.」(皆さんこんにちは、山崎賢人です。ここに来れてとても光栄です)と、英語で堂々としたスピーチを披露。続けて「今回このような賞をいただけて本当に嬉しく思います。キングダムという作品は自分にとってもすごく大切な作品の1つです。20代の7年間を『キングダム』という作品、信という役と共にもう一つの人生のように生きてきました。1人では、このような賞をいただくこともできなかったと思うので、『キングダム』を愛していただいている皆さんにこの場を借りて感謝を伝えたいです。ありがとうございます!」と、緊張しながらも観客に向かって丁寧に感謝の言葉を述べた。

そして、「日本の最高のスタッフ・キャスト、みんなで作り上げたからこそ、この賞をいただけたと思うので、チームを代表してこの賞をいただきたいと思います。(トロフィーが)すごく重いです! 今回初めてニューヨークの皆さんに大スクリーンで『キングダム』を観てもらえること、本当に嬉しく思います。これを機に海を越えてキングダムが皆さんに愛してもらえたら嬉しいです」「Thank you, NewYork!Enjoy Kingdom!」と、飛信隊の隊長さながらに堂々としたスピーチで会場を大いに沸かせた。

「信と自分がリンクするところはたくさんある」

その後行われた本編上映では、終わった瞬間に観客から割れんばかりの拍手が。感動と熱気に包まれている場内に、主演・信役を務めた山崎さんと本作のプロデューサーである松橋氏が登壇すると会場内のボルテージは最高潮に。

そのまま司会のKaren Severns(キャレン・セバンズ/NYAFFプログラマー)と現地の観客からのQ&Aが実施され、「世界中で愛される信の魅力は何だと思いますか?」とMCからの質問に、山崎さんは「まっすぐで嘘がない、気持ちのいい人間だからかなと思います。信からまっすぐな部分や気持ちに影響を受けて自分もそうでありたいと思っていたので、観ていただいた皆さんも信のまっすぐさに心動かされているのかなと思います」と7年間、信を演じてきた山崎さんならではの回答。

また、「信というキャラクターを演じる中で、自分自身も成長したと感じる部分はありますか?信から自身は何を学びましたか?」との質問には、「信が天下の大将軍を目指すように自分自身も俳優としてすごい俳優になりたいなという気持ちがあって、信は強くなるために剣の修行をしますが、俳優としてはアクションの練習やできる準備はしっかりするなど、すごく信と自分がリンクするところはたくさんあります」と山崎さん。

「そのほかにも、信と嬴政の関係性や信と王騎将軍の関係性と同じように、嬴政を演じた吉沢亮くんとは同世代の友達だけど一緒に俳優として上を目指していく存在、王騎将軍を演じた大沢たかおさんは大先輩でいろんなものを与えてくれる方…、自分自身との関係とも似ていて、素直に信と同じようにまっすぐ向き合うことで信を演じられたのかなと思います」と真摯に応じた。

最後に、イベントの感想を聞くと山崎さんは「ニューヨークの皆さんが温かく迎えてくれたので、すごく楽しかったです。日本ではなかなか聞かれないような角度の質問も多くて、また違った角度で自分の中でも『キングダム』の魅力を伝えられたかなと思います。ニューヨークの皆さんに観てもらえて凄く嬉しかったです」と話し、ここまで約7年駆け抜けた本シリーズへの熱い想いを想起させながら、初めてのニューヨークの思い出となった本イベントをふり返った。

そして、「『キングダム』は最高に面白いのでニューヨークの皆さんに今日観ていただいて、もっともっと『キングダム』の面白さが広がっていったらいいなと思います」と今後もアジアやニューヨークをはじめとして世界各国で愛されていくことを願いながら、「これだけ心震わされて熱くなれる作品なので是非映画館の大スクリーンで観てほしいし、日本のエンターテインメントの最高峰だと思うので、シンプルに映画館に楽しみにきていただけたらいいなと思います!」と話し、意気込んでいた。

『キングダム 大将軍の帰還』は全国にて公開中。

※山崎賢人の「崎」は、正しくは「たつさき」


《シネマカフェ編集部》

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