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アーロン・テイラー=ジョンソン、“スタントダブル”ライアン・ゴズリングを翻弄するスター俳優に『フォールガイ』

ライアン・ゴズリング、エミリー・ブラントが共演、デヴィッド・リーチ監督の最新作『フォールガイ』で主人公のスタントマンを怒涛のトラブルに巻き込む厄介者で、“ハリウッドのスーパースター”を怪演するのは、アーロン ・テイラー=ジョンソン

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『フォールガイ』©2024 UNIVERSAL STUDIOS. ALL Rights Reserved.
『フォールガイ』©2024 UNIVERSAL STUDIOS. ALL Rights Reserved. 全 7 枚
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ライアン・ゴズリング、エミリー・ブラントが共演するデヴィッド・リーチ監督最新作『フォールガイ』。本作で、ライアン演じる主人公のスタントマンを怒涛のトラブルに巻き込む厄介者で、“ハリウッドのスーパースター”を怪演するのは、次期ジェームズ・ボンド候補としての呼び声も高いアーロン ・テイラー=ジョンソン。『ブレット・トレイン』でも組んだリーチ監督は「彼の演技は最高」と賛辞を贈っている。

ライアン・ゴズリング扮する主人公のコルト・シーバースは、腕利きのスタントマンとして業界で名を馳せていた。そんなコルトが長年、スタントダブルを担当してきたのが、自己中心的なスーパースター、トム・ライダー。

そのエキセントリックな行動で、コルトを怒涛のトラブルに巻き込んでいくきっかけを作り出す厄介者。鼻持ちならないこの男を、ハリウッドで最も注目されている俳優のひとり、アーロン・テイラー=ジョンソンが演じている。

映画界のスーパースター、トム・ライダーはエゴイストで自己陶酔的。他人、特にコルトの成功を常に脅威に感じているなど、精神的に不安定なところがあるだけでなく、狡猾で悪意に満ちているキャラクターだ。

演じるテイラー=ジョンソンは、子役から俳優として活動を開始し、『キック・アス』で注目を浴びると、『GODZILLA ゴジラ』や『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』などの話題作に立て続けに出演、『ノクターナル・アニマルズ』ではゴールデン・グローブ賞の助演男優賞を受賞。

その後もノーラン監督の『TENET テネット』やソニー・ピクチャーズによるマーベル最新作『クレイヴン・ザ・ハンター』(2024年公開予定)などアクション大作への出演が続いており、演技力もお墨付き。

アーロン・テイラー=ジョンソン『ブレット・トレイン』来日時

そんなテイラー=ジョンソンは自身が演じたトム・ライダーについて、「映画スターは俺だ、俺が一番重要な存在だ、俺よりカッコよく見えるヤツは許さない、特に俺のスタントダブルは論外だ、誰もお前の顔なんか見たくない、お前は俺の後頭部も同然だ、と本気で思っているような男」と分析。

「撮影現場では主演俳優としてトップに君臨しているうえに、エゴも強いから、常に他人を蹴落とそうとする。根本的にナルシシストな男だよ。スーパースターという自分の虚像を信じ込み、自分をブランドだと思っている。妄想的で、自分のことを三人称で言及するんだ。誰に対しても、何事に対しても決して責任を負おうとしない」と話す。

直近では『ブレット・トレイン』でもリーチ監督や「87ノース・プロダクションズ」と仕事をしており、監督に対して絶大な信頼を寄せている。

「デヴィッドは僕からおバカな部分をうまく引き出せる。監督のことを心から信用しているからね。僕は信頼できる監督の前でないと無防備な自分はさらけ出せない。デヴィッドに飛べと言われた時は何も考えずにすぐにやった。高速で走る列車にぶら下がるのも、ヘリコプターに吊らされるのも、デヴィッド・リーチとならへっちゃらさ」と本作への出演もすぐに快諾し、その要求に応えた模様。

一方、リーチ監督もテイラー=ジョンソンに対しリスペクトの気持ちが強く、「同じ俳優として、トム・ライダーのような不快な男を演じることに最初は懸念があったと思う。主演俳優に対する皮肉のようなキャラクターを演じるのにはある種の覚悟が必要だからね」と話す。

「だけど本作の主役はコルトだし、主役には互角に戦える敵が付き物だから、(トム・)ライダーをパロディー的に描かなければならなかった。アーロンの演技は想像以上に素晴らしかったよ。ライダーは自己中心的でナルシストでありながら、自身の影を恐れる小心者で、虚勢を張ってばかりで勇気のかけらもない男だ。アーロンとは正反対の人間だからこそ、彼の演技は最高としか言いようがない」と賛辞を贈っている。

『フォールガイ』は8月16日(金)より全国にて公開。


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《シネマカフェ編集部》

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