下北沢の映画館「シモキタ エキマエ シネマK2」と映画配給、書籍の出版などを手掛けるA PEOPLE(エーピープル)のコラボレーションにて、アジア映画11作品の特集上映「アジアシネマ的感性」が開催される。
韓国、香港、台湾、中国……映画をめぐるアジアの旅。
『別れる決心』『慶州(キョンジュ)ヒョンとユニ』のパク・ヘイル、『はちどり』『ひと夏のファンタジア』のキム・セビョクら、俳優で観るか。
ワン・ビン『苦い銭』、ロウ・イエ『天安門、恋人たち』、パク・チャヌク『別れる決心』、ホン・サンス『カンウォンドのチカラ』『オー!スジョン』など、監督で観るか。
『はちどり』のキム・ボラ、『台北暮色』のホアン・シー、『アメリカから来た少女』のロアン・フォンイーと新進女性監督による逸品も。
なお、会期中にはトーク・ライブも開催。『カンウォンドのチカラ』『アメリカから来た少女』『あなたを、想う。』の3回で、小橋めぐみ(文筆家・女優)が登壇。
『はちどり』で佐藤結(映画評論家)、『ひと夏のファンタジア』で岩瀬亮(主演俳優)がトーク・ライブを行う。
上映作品
『はちどり』
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監督:キム・ボラ(2018年/138分/韓国・アメリカ)
初長編となるキム・ボラが、自身の少女時代の体験を基に描き、世界の映画祭で数々の賞を受賞。
『アメリカから来た少女』
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監督・脚本:ロアン・フォンイー(2021年/101分/台湾)
主人公に選ばれたケイトリン・ファンが金馬奨と台北映画祭の最優秀新人賞に輝いた。
© Splash Pictures Inc., Media Asia Film Production Ltd., JVR Music International Ltd., G.H.Y. Culture & Media (Singapore).
『台北暮色』
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監督・脚本:ホアン・シー(2017年/107分/台湾)
製作総指揮のホウ・シャオシェンに「エドワード・ヤンの遺伝子」と言わしめた1作。
『別れる決心』
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監督:パク・チャヌク(2022年/138分/韓国)
パク・ヘイル、タン・ウェイが共演。パク・チャヌクが新境地を開いた愛のドラマ。
『カンウォンドのチカラ』
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監督・脚本:ホン・サンス(1998年/109分/韓国)
ホン・サンスの劇場第2作。時空を飛び越える独自の演出の原点がここにある。
『オー!スジョン』
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監督・脚本:ホン・サンス(2000年/126分/韓国)
24歳で夭折した主演女優、イ・ウンジュの儚さと美しさが鮮烈な印象を残す。
『天安門、恋人たち』
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監督:ロウ・イエ(2006年/140分/中国・フランス)
中国国内での上映が禁じられ、話題を呼んだロウ・イエ監督の最高傑作。
『苦い銭』
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監督:ワン・ビン(2016年/163分/フランス・香港合作)
縫製工場で働く出稼ぎ労働者の姿から現代中国の断面と人間存在の面白さを描く。
『ひと夏のファンタジア』
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監督:脚本:チャン・ゴンジェ(2014年/96分/日本・韓国)
『はちどり』の教師役で注目されたキム・セビョクがヒロイン。独自の二部構成に唸る。
『慶州(キョンジュ)ヒョンとユニ』
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監督・脚本:チャン・リュル(2014年/145分/韓国)
パク・ヘイル、シン・ミナの共演。『柳川』『福岡』のチャン・リュルの転換点となった1作。
『あなたを、想う。』
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監督:シルヴィア・チャン(2015年/119分/台湾・香港合作)
台北と台東の美しい風景の中に綴られていく、離れ離れになった兄妹の切なすぎる物語。
特集上映「アジアシネマ的感性」は8月23日(金)~9月5日(木)、シモキタ エキマエ シネマK2にて開催。
トークイベント
小橋めぐみ×佐藤結「アジアのこと。映画のこと。私のこと。」
小橋めぐみ「アジアシネマ的感性」(A PEOPLE)刊行記念
8月24日(土)19時開演
下北沢「本屋B&B」にて