北野武が監督・脚本、Amazon MGMスタジオ製作のAmazon Original映画『Broken Rage(読み:ブロークンレイジ)』が第81回ヴェネチア国際映画祭正式出品作品としてイタリア現地時間9月6日(金)に初上映されることを記念し、ポスタービジュアルと場面写真が解禁。日本の配信動画作品が同映画祭に正式出品されるのは初の快挙となる。
北野が監督・脚本、さらに、ビートたけしとして主演を務める本作は、北野の構想を基に「暴力映画におけるお笑い」をテーマに製作。
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前半は、警察とヤクザの間で板ばさみになった殺し屋が生き残りをかけて奮闘する、裏社会を舞台に繰り広げられる骨太のクライムアクション。一方後半は、同じ物語でありながら、前半と同じ物語をなぞるコメディタッチのセルフパロディに。主人公の殺し屋・ねずみをビートたけしが演じている。
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北野監督だからこそ成し得た意欲的な本作には、名だたるキャストが集結。
主人公の殺し屋・ねずみを、麻薬捜査の覆面捜査官として捜査協力させようとする刑事役を演じるのは、北野監督の『首』や『座頭市』に出演し、「SHOGUN 将軍」にてプライムタイム・エミー賞にノミネートされるなど、国内外で活躍している浅野忠信と、『アウトサイダー』でハリウッド進出を果たし、『Dolls(ドールズ)』『アキレスと亀』『アウトレイジ 最終章』『首』に続いて5回目の北野監督作品に出演となる大森南朋。
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麻薬売買を取り仕切るヤクザの親分には、『首』で北野監督作品に初出演した中村獅童、そしてその若頭は、北野組常連の白竜が演じている。
このほか、『アウトレイジ 最終章』や『首』の仁科貴、「サンクチュアリ -聖域-」佳久創に加え、劇団ひとり、長谷川雅紀(錦鯉)、馬場園梓、鈴木もぐら(空気階段)ら人気芸人が北野組初の出演。映画監督として35年以上活躍し、日本を代表する巨匠・北野監督が挑む、新たな試みの続報にも注目だ。
浅野忠信&大森南朋よりコメント
浅野忠信(井上刑事役)
『Broken Rage』の台本を初めて読んだ時に今まで見たことない展開に驚き、それと同時に監督の新たな挑戦にご一緒できることに興奮しました!
大森南朋(福田刑事役)
まずは、再び敬愛してやまない北野武監督の「北野組」に参加出来るという喜びがありました。
最初に脚本を読ませていただいた時には、これはちょっと今までにない新たな北野監督の世界だなと感じ、いかに取り組んで行くか頭を抱えましたが、撮影現場では緊張感の中にも笑いのあるいつもの最高の北野組の現場でした。
Amazon Original映画『Broken Rage』は2025年、Prime Videoにて世界配信予定。