大ヒット映画『ジョーカー』の続編となる『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』。前作で主演を務め、アカデミー賞主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックスが、再びジョーカー役を演じている。
これまでホアキン・フェニックスとタッグを組んできたリドリー・スコットやトッド・フィリップスら名監督たちは<個性的な演技力>と<徹底的な役作り>こそが彼の魅力であることを明かしている。
ホアキン・フェニックスについて、『ジョーカー』監督のトッド・フィリップスは「彼は本当にユニークな俳優で、同性代の中でもトップクラスの演技力を持った役者です。彼の素晴らしい演技は説明したり、言葉で表現することは難しいですが“ジョーカー”になりきるための役作りが凄まじく我々を常に驚かせていました」と語る。

ホアキン・フェニックスはジョーカー役に臨むにあたり、政治暗殺者について書かれた本を読みあさり様々な“悪人”と呼ばれる人物像を分析するなど精神面での役作りはもちろん、約20キロ近くの減量という体の面でも驚異的な役作りをして撮影に挑んでいた。
日本でも人気を博したホラー映画『ミッドサマー』(20)を手掛けたアリ・アスター監督は、『ボーはおそれている』(23)で日常の些細なことを怖がる男ボーという難役に挑んだホアキンの怪演について、「ホアキンと共演する前、彼は世界最高の俳優の一人だと感じていました。そして共演した後、彼は私が想像していた以上に素晴らしい俳優だという印象を受けました。彼は中途半端なことは決してせず、自分の体と魂を全て捧げて役に献身する俳優です」と語っている。

さらに、嫉妬に燃える皇太子を好演し、主演のラッセル・クロウに匹敵するインパクトを残しキャリア初の米アカデミー賞助演男優賞にノミネートを果たした『グラディエーター』(00)と、フランス革命の英雄を熱演した『ナポレオン』(23)でもホアキン・フェニックスとタッグを組んだハリウッド屈指の名監督リドリー・スコットは、「彼は正直でいてくれるし、私も彼に対して誠実さを大切にする。互いにとって良い存在ですね。ホアキンは撮影中に進化していき、ナポレオンになっていくんだ。最高の俳優だ」と役に完全になりきる“抜群の演技力”に賞賛を送っている。

前作から2年後を舞台とした主演最新作『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』でも、ホアキン・フェニックスのその確かな演技力に注目が集まりそうだ。
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は10月11日(金)より全国にて公開。
¥6,618
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)