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【特集】初めて見るパク・シネ!愛すべき“悪魔”なアンチヒーロー降臨「悪魔なカノジョは裁判官」

国民的人気を誇るパク・シネの主演最新作「悪魔なカノジョは裁判官」は、ファンタジーとロマンス、リーガルドラマの醍醐味がギュッと凝縮された欲張りな1作となっている。

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「悪魔なカノジョは裁判官」© SBS & Studio S All rights reserved
「悪魔なカノジョは裁判官」© SBS & Studio S All rights reserved 全 24 枚
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韓国で国民的人気を誇るパク・シネの主演最新作「悪魔なカノジョは裁判官」がディズニープラスで9月21日(土)より配信開始された。

3年ぶりにドラマ復帰した前作「ドクタースランプ」では人生につまずき、スランプに陥った医師の再生と成長を体現して共感を呼んだばかりだが、今作で演じるのは、なんと悪魔が憑依した超エリート裁判官!

ある使令を受け、地獄から人間界にやってきた彼女が罪人たちを罰しながら、誰よりも人間的な刑事との出会いによって生まれ変わっていく、ファンタジーとロマンス、リーガルサスペンスの醍醐味がギュッと凝縮された欲張りな1作となっている。


こんな裁判官、見たことない!?
パク・シネが悪魔役を熱演


朝ドラでも話題の女性裁判官。パク・シネは以前、大ヒット映画『7番房の奇跡』(2013)で司法修習の模擬裁判に立つ弁護士の卵に扮したことはあるが、今作のカン・ビンナはエリート裁判官として法廷の中心に鎮座。検察の陳述中にも関わらず缶コーラを開けて飲み干し、財閥御曹司を相手にしても歯に衣着せぬ物言いで忖度は一切しない。

法衣の下には派手な色合いのセットアップを纏い、ネイルにも余念なく、愛車は真っ赤なスポーツカー。裁判所見学の子どもたちから、正義の女神ユースティティアの像(テミスとしても知られる)の意味を問われると「この世に正義はない」と持論を伝え、「正義は死んだ!正義は必要ない!」と唱和させる。

その姿は、見方によっては現実を厳しく風刺する、表裏のない信念の持ち主…ともいえるが、こんな裁判官は見たことないうえに、こんなパク・シネも見たことがない!?

そんなビンナの正体は、地獄からやってきた“悪魔”だ。殺人地獄の裁判官だったユースティティア(オ・ナラ)が、地獄の総責任者バエル(シン・ソンロク)を怒らせてしまったことから、“自分の罪を反省しない犯罪者10人を1年以内に地獄に引きずり込む”という使命を課せられ、ビンナの体に憑依した。

第1・2話では、恋人に執拗で残忍なDVを繰り返す男の裁判を担当するビンナ。被害者家族に寄り添う刑事ハン・ダオン(キム・ジェヨン)も見守る中、彼女が下した判決は懲役刑ではなく罰金のみという最低限のもので、法廷を騒然とさせる。

実はビンナは犯罪者を軽い判決で釈放させた後、彼女にとっての“本当の裁判”を行い、地獄に引きずり込もうとしていた。

釈放させたDV加害者には「お前の犯した罪を味わいなさい」と、自ら“悪魔的”制裁を下す。DVは魂の死も同然だからだ。そして、こんな社会をつくったのは神や悪魔でもない、あくまでも人間たちだと本質を突きながら、もはや地獄よりも地獄のような現実を浮き彫りにしていく。

ビンナがこれほど悪魔的でありながら、傲慢さと茶目っ気が共存し、どこか憎めない愛らしさを醸すのは好感度抜群のパク・シネが演じればこそ。血も涙もない“本当の裁判”では体を張ったアクションまで披露する。

「ドクタースランプ」や、チャン・グンソク共演「美男<イケメン>ですね」、イ・ミンホ共演「相続者たち」、イ・ジョンソク共演「ピノキオ」など、これまでの作品では不幸や困難ばかりの現実に耐えながらも人生に光を見出し、それを乗り越えていくキャラクターを演じることが多かったパク・シネの新たな挑戦だ。

悪魔が憑依する以前、ある“事故”が起きるまでは誠実な裁判官として尽力してきたであろうカン・ビンナと、罪人を徹底的に裁く悪魔の裁判官カン・ビンナを、表情、声色、瞳に宿る感情にいたるまで見事に演じ分けている。


悪魔も恋に落ちる…
ブレイク必至キム・ジェヨンら共演


被害者やその家族には優しく、犯罪者には容赦ない刑事ハン・ダオンを演じるのは、「月水金火木土」のスター俳優役で輝いていたキム・ジェヨン。ダオンは暗い過去を秘めている様子だが、悪魔が恋に落ちるほど真っ直ぐで熱血な刑事役はさらに注目を集めそうだ。

ダオンの温かさと誠実さに触れ、想いを寄せることになるビンナの恋の行方と、彼女が任務を完遂して地獄に戻ることができるのか、それともダオンのために全てを投げ出すのかは大きな見どころとなる。

また、ビンナと息ぴったり(?)のかけ合いで笑いをもたらしてくれるのが、地獄ではヴァラクとしてユースティティアに仕えていた実務官ク・マンド。演じるのは、「哲仁王后~俺がクイーン!?」をはじめ、コメディからシリアスまでこなせるキム・イングォンという安心感。

さらに、第3話以降に登場してくるのが、地獄から人間界のビンナを助けるためにやってきたアルバイトのイ・アロン。「SNL KOREA」の人気コーナー「MZオフィス」やドラマ「Missナイト&Missデイ」などで注目度上昇中のキム・アヨンが演じるとあれば、きっといいスパイスとなるだろう。

ダオンの上司であり親代わりともいえる、強力2班のチーム長キム・ソヨン役のキム・へファほか、悪魔のビンナを隙あらば教会に勧誘する大家さん役のキム・ジェファ、ラスボス感が半端ないチョン・ジェゴル議員役のベテラン、キム・ホンパといったクセ者キャストも。

製作は、2003年の「天国の階段」からパク・シネの躍進をよく知るSBSと、SBSの子会社であるグローバルドラマスタジオ・スタジオS。「ペントハウス」「マイ・デーモン」ほか、ディズニープラス配信中の「わずか1000ウォンの弁護士」「悪鬼」「財閥x刑事」などヒット作品を数多く輩出する、いま大注目の強力布陣とあって今後の展開には期待しかない。

「悪魔なカノジョは裁判官」は毎週金・土曜日1話ずつディズニープラス スターにて独占配信中(全14話)。


「悪魔なカノジョは裁判官」視聴ページ

《上原礼子》

「好き」が増え続けるライター 上原礼子

出版社、編集プロダクションにて情報誌・女性誌ほか、看護専門誌の映画欄を長年担当。海外ドラマ・韓国ドラマ・K-POPなどにもハマり、ご縁あって「好き」を書くことに。ポン・ジュノ監督の言葉どおり「字幕の1インチ」を超えていくことが楽しい。保護猫の執事。LGBTQ+ Ally。レイア姫は永遠の心のヒーロー。

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