ジェフ・ニコルズ監督最新作『ザ・バイクライダーズ』よりシーン写真が解禁された。
オースティン・バトラー(『エルヴィス』)、ジョディ・カマー(『最後の決闘裁判』)、トム・ハーディ(『ヴェノム』)が共演する本作は、1960年代のアメリカ・シカゴを舞台に、バイクを愛する男たちの自由と破滅の軌跡を描く、実在した伝説的モーターサイクルクラブ「ヴァンダルズ」にインスパイアされた作品。
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この度解禁されたシーン写真は6点。バイクを愛するアウトロー集団“ヴァンダルズ“のカリスマ的トップであるジョニー(トム・ハーディ)と、ジョニーの魅力に惹かれ、群れを嫌いながらも“ヴァンダルズの一員として<全てを捧げる>ベニー(オースティン・バトラー)。荒くれ者たちが2人だけの時間の時に見せるリラックスした表情が<孤高のトップと側近>という関係を超えた熱い友情を感じさせる。
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そのほか、仲間とともにただひたすら疾走することに熱中する“ヴァンダルズ“のメンバーを捉えた姿などが切り取られている。
ニコルズ監督は、本作について「私たちのアイデンティティの探求を描いている」と言う。「アメリカ的な、男性的なアイデンティティを描いているのだが、そのような観点で考えるだけでは、もっと大きなアイデアを見逃してしまう」「私たちは皆、自分自身のアイデンティティを見つけ、築こうと必死になっている。これは今、私たちの社会に働いている最も大きな原動力のひとつだと思う」と述べる。
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続けて、「人々はもはや、単に仕事や出身大学で自分自身を定義することはない。性別、人種、文化、歴史に目を向けることで、より深く、より意味のあるアイデンティティを見出そうとしているのだ」「ユニークなアイデンティティを求めるあまり、私たちはしばしば自分自身を定義する手助けをしてくれる集団に目を向けるということだ」と述懐。
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そして、「所属したいと思うのは人間の本性だが、所属するグループがユニークであればあるほど、その思いはさらに強くなる」「より特殊なグループであればあるほど、アイデンティティはより明確になる。ある場合には、これは私たちの人生にとって素晴らしく力強いものとなるが、一方で、ひどく破壊的な場合もある。『ザ・バイクライダーズ』はその両方を象徴している」と本作への想いを語っている。
『ザ・バイクライダーズ』は11月29日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、ホワイトシネクイントほか全国にて公開。