ジェームズ・マカヴォイ主演『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』より30秒予告映像と場面写真が解禁された。
『バイオレンス・レイク(未)』『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』など英国出身でサスペンスの名手ジェームズ・ワトキンスが監督を務める本作は、ある一家が体験する戦慄の“おもてなし”を描く。
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この度解禁となったのは、一家の隠された狂気が垣間見える場面写真。イギリス人一家のパトリック(ジェームズ・マカヴォイ)、キアラ(アシュリン・フランチオージ)、そして息子のアント(ダン・ハフ)が並んでいるカット、家の前で仲良く肩を寄せ合い、笑顔で見送りをしている様子だが、どこかがおかしい…。
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よく見ると、キアラが後ろからアントの首根っこを掴んでいるのだ。さらに、穏やかな表情のパトリックはキアラの肩越しから「逃げるな」と言わんばかりにアントの髪をわし掴みにしている。一見仲のよさそうな家族のただならぬ違和感に、気づけば思わず背筋の凍るようなカットとなっている。
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続いて、娘・アグネス(アリックス・ウェスト・レフラー)がいなくなり、深夜に家の中で娘を探すルイーズ(マッケンジー・デイヴィス)のカット。背後の壁には、どこか不気味な“全裸の女性”と思われる絵が貼られているが、まるで何かを隠すように、顔部分や全面を黒く塗りつぶされているものも確認できる。
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そして、パトリックとキアラの写真や、化粧品の置かれた“ごく普通”のドレッサーの前で鏡越しに目を合わせるアグネスとアントを捉えたシーンも。話すことができないアントが、アグネスへ必死に何かを訴えかけようとするその様子は、彼の家族に“口にはできない”何かがあることをほのめかしている。
併せて30秒の予告映像も解禁。和やかな食事のシーンから一転、次第に積み重なる違和感が確信に変わっていく様子が捉えらている。ベンたち一家を追い詰める衝撃の瞬間の数々、そして「君たちが悪いんだぞ」と言い放つパトリックの絶叫、最後には不気味な笑い声が響き渡り、観客を恐怖の渦に引き込む…。
想像を絶する“最悪のおもてなし”の一端が垣間見える予告映像となっている。
『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』は12月13日(金)より全国にて公開。