山田孝之と仲野太賀が主演する映画『十一人の賊軍』より、劇伴メイキング映像が公開された。
本作は、1964年に脚本家・笠原和夫(「日本侠客伝」「仁義なき戦い」シリーズ)が執筆した幻のプロットを基に、令和に新たな集団抗争劇として映画化。戊辰戦争の中で新発田藩で起きた歴史的事件を描く。罪人たちが「決死隊」として砦を守る物語で、勝敗によって善悪が決まる時代に一石を投じる。
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今回の映像では、劇伴収録の様子が見られる。音楽を担当する松隈ケンタ、白石和彌監督が劇伴の収録でタッグを組んだのは「ミラノ交響楽団」。今年4月にミラノのコンサートホール、オーディトリウム・ディ・ミラノ(Auditorium di Milano Fondazione Cariplo)に降り立った2人の様子が切り取られ、収録前から大規模なスケールでの収録に期待の表情を浮かべている。
松隈氏は「収録前から音の厚みやスケール感など、日本とはまた違った迫力が出せるのではないかと期待し、この映画も世界に届けようという想いがあるので、世界クオリティを目指しました」とコメント。白石監督は収録を「幸せな空間」と表現し、「松隈さんの音楽がすごく良くて、音楽が一日中耳で鳴っている感覚だった」と喜んだ。
『十一人の賊軍』は11月1日(金)より全国にて公開。