Disney+で配信中の『ジョンニョン:スター誕生』は、韓国戦争後の1950年代を舞台に、少女ジョンニョンがその天性の美声と表現力を武器にスターダムを駆け上がる感動のサクセスストーリーで、同名の人気ウェブ漫画を原作としている。
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1950年代に韓国で人気だった「女性国劇」を題材にするという、韓国ドラマ史上初の試みとして、企画段階から注目を集めた。
表題役のジョンニョンを演じるのは、実力派女優として知られる女優キム・テリ。このキャスティングには、原作ファンやドラマファンが沸いた。というのも、ジョンニョンのキャラクターデザインは、キム・テリがデビュー作映画『お嬢さん』(2016)で演じた少女ナム・スッキを参考にしていると、原作者が明かしていたからだ。
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だからこそキム・テリがドラマに起用されたという知らせを聞いた原作者のソ・イレと作画担当のナモンは、驚きを禁じ得なかったそうだ。特にナモンはドラマの撮影が終わってからも「実感が湧かない」という感想を明かしている。
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キム・テリはこの『ジョンニョン:スター誕生』で1950年代を生きる少女を演じるが、ここで恐ろしい事実が判明。それは、彼女がデビューから今まで出演した映画やドラマは、描かれる舞台がほとんど被っていないということだ(特別出演は除く)。
前出の『お嬢さん』は1930年代を描いているし、映画『1987、ある闘いの真実』はタイトル通り1987年、『スペース・スウィーパーズ』は2092年、Netflixシリーズ『ミスター・サンシャイン』は1900~1907年、『二十五、二十一』は1998年。作品ごとに時代がコロコロ変わることから、安直な考えで作品を選んではいないことがうかがえる。
キム・テリは今回、映画『リトル・フォレスト 春夏秋冬』で共演している女優ムン・ソリと2回目の母娘役を演じている。
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キム・テリに頼まれて出演を決めたムン・ソリは、劇中で1回しか出てこないパンソリ(韓国の伝統民俗芸能で、太鼓に合わせて歌うこと)のシーンのために1年ほどレッスンを受けたと明かした。キム・テリとムン・ソリの仲の良さや信頼が感じられるエピソードだ。
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劇中で“天性の美声”を持つとされるキム・テリはというと、『ジョンニョン』の出演が決まった2021年から約3年間、歌の練習に時間を費やしたという。歌だけではなく、方言、踊り、舞台演技など、役作りのために多大なる努力を尽くした。その甲斐あって、『ジョンニョン』はたった4話で視聴率が二桁を超えるという絶好調モードだ。
そんなキム・テリの努力の結晶は、毎週土・日曜日に配信中の『ジョンニョン:スター誕生』で確認できる。
(文=韓ドラ・時代劇.com 編集部)
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