「極悪女王」や『孤狼の血』シリーズなどを手掛けてきた映画監督・白石和彌が、アメリカの大手エージェンシー「UTA(ユナイテッド・タレント・エージェンシー)」と契約。海外での映画製作も目指す。
白石和彌監督は、北海道旭川市出身。若松孝二監督に師事し、2010年、『ロストパラダイス・イン・トーキョー』で長編デビュー。2013年、ノンフィクションベストセラーを原作とした映画『凶悪』が第37回日本アカデミー賞優秀監督賞・脚本賞など、各映画賞を総なめし、一躍脚光を浴びる。
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以後、数々の話題作を世に送り出し、2021年には『孤狼の血 LEVEL2』で第45回日本アカデミー賞の優秀賞最多13部門を受賞。昨年は、『碁盤斬り』、NETFLIXシリーズ「極悪女王」、『十一人の賊軍』の3作品が公開、配信された。
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一方、「UTA」はアメリカの大手4大エージェンシーのひとつ。俳優では、ハリソン・フォード、ジェニファー・ロペス、ザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)など、監督ではアカデミー賞作品『ノーカントリー』『ファーゴ』を手掛けたコーエン兄弟らが所属している。
また、今回の契約に伴い、白石監督は1月31日(金)付けで新たにK2 Picturesとエージェント契約を締結した。
■白石和彌 コメント
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光栄にもUTAさんから声をかけて頂き、自分自身に可能性があるのならワールドワイドな作品作りに挑戦してみようという気持ちになりました。
これまでサポートして頂いたフラミンゴの赤城プロデューサーと、今後国内のエージェント業務とサポートをお願いするK2picturesに心より感謝申し上げます。
残りの人生も真摯に映画作りに邁進し、多くの方に楽しんで頂ける作品を作っていけるように精進します。よろしくお願いします