横浜流星主演、2025年の大河ドラマ「べらぼう」の9話が3月2日放送。瀬川に対する自らの想いに気づいた蔦重の“告白”に「私の中の告白シーンベスト3」などの声が上がるも、その後の展開には「しんどい」「辛いんだよ」など悲しみの反応もポストされている。
江戸時代、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いた“江戸のメディア王”蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯を描く本作。江戸郊外の吉原の貧しい庶民の子に生まれ、幼くして両親と生き別れ、引手茶屋の養子となり、後に日本のポップカルチャーの礎を築く蔦屋重三郎役で横浜が主演を務める。
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横浜のほか、名跡を継承し吉原に多くの人々を呼び込んだ五代目瀬川に小芝風花。吉原で出会ったうつせみに入れ込む小田新之助に井之脇海。吉原の引手茶屋“駿河屋”の主・駿河屋市右衛門に高橋克実。代々瀬川を輩出してきた老舗女郎屋“松葉屋”の主・松葉屋半左衛門に正名僕蔵。花魁から松葉屋の女将となったいねに水野美紀。座敷持ちとして働く女郎のうつせみに小野花梨。盲人に与えられた最高位“検校”で高利貸しの鳥山検校に市原隼人といった面々も出演する。ナレーションには綾瀬はるか。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
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鶴屋(風間俊介)の態度に旦那衆は激怒し、地本問屋は吉原出入禁止とされてしまう。地本問屋側も「吉原には関わらない」ということになり、蔦重は「市中と手を切ってやっていけない」と、旦那衆に問屋と和解するよう懇願するも、旦那衆からは「やっていけるようにしろ」と返されてしまう。そんななか瀬川に鳥山から身請けの話が来る。瀬川も鳥山を「いい男」だと乗り気だが、身請けの話を知った蔦重は自分が瀬川に抱いてきた想いに気づくことに…というのが今回の物語。
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蔦重は瀬川を神社に呼び出すと「身請けを断ってくれないか」と切り出す。本心を隠し“問屋ともめて細見を吉原だけで捌かないといけなくなったから、今お前がいなくなると困る。高利貸しをしている鳥山は葬式まで押しかけてむしり取るこの世の蛭みたいだ”と話す蔦重に、瀬川は「あんただって私に吸い付く蛭じゃないか」と激怒。その姿を見た蔦重は土下座して「お前があいつのとこに行くのがいやなんだよ。俺がお前を幸せにしてえの」と素直な想いを伝える…。
さらに瀬川への想いに気づくまでに20年かかってると口にした蔦重に「20年かかって気づいたべらぼうな鈍感蔦重」「私の中の告白シーンベスト3くらいに入るかも」「俺がお前を幸せにしてぇの」という告白が最高だった」などの声が上がる。
しかし2人の気持ちはいねに勘付かれ、松葉屋といねによって2人の想いはくじかれ、結局瀬川は1400両で鳥山に身請けされることに。この展開にも「想い通じたと思ったのにお互い一緒になったところで幸せになれない、幸せに出来ないって…しんどい」「若い2人が好きな人と結ばれない世界なのが辛いんだよ」「もう少し蔦重と瀬川花魁のやり取りを見ていたかった」といった感想も寄せられている。
【第10話あらすじ】
瀬川の身請けが決まり落ち込む蔦重。そんななか親父たちから瀬川最後の花魁道中に合わせて出す錦絵の制作を依頼され、市中へ調査に出るが…。
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」はNHK総合で毎週日曜20時~(再放送は翌週土曜13時5分~)、BS・BSP4Kで毎週日曜18時、BSP4Kで毎週日曜12時15分から放送中。