第76回カンヌ国際映画祭ミッドナイトスクリーニング部門に正式出品された話題作『プロジェクト・サイレンス』のメイキング映像が解禁された。
2月28日より公開が始まった本作。多重事故により橋に取り残された人々の恐怖とサバイバルを描くパニック大作で、リアルとCGを駆使した映像が話題となっている。

この度解禁されたメイキング映像では、「CG or Real」と題され、CGスーパーバイザーのソン・ヨングと『パラサイト 半地下の家族』や『ただ悪より救いたまえ』『バーニング』『哭声/コクソン』などで高い評価を受けてきた撮影監督のホン・ギョンピョが、キム・テゴン監督とともに、リアルに撮影したシーンとCGを活用したシーンについて、こだわりを明かしている。
本作のキーポイントとなる「軍事実験体」は全てCGで表現されており、撮影現場では代わりに人が演技していたようだ。
イ・ソンギュンはインタビューで「セットでは、目に見えない生き物がそこにいるかのように演じなければならなかったので難しかったです。俳優陣がイメージしていた生き物の姿がそれぞれ少し違っていたので、リアクションを統一するためにたくさん話し合いました」とCGを活用する撮影シーンの難しさについて語っていた。
そしてリアルに撮影された驚くべきシーンは、チョバクが火を吹くシーンである。キム・テゴン監督は元々CGで火を表現しようとしていたが、演じたチュ・ジフン自らリアルな撮影を望み、監督も驚くような演技をやり遂げてみせた。「スタッフ、俳優たち全員が拍手を送りました」という“ドラゴン(?)チョバク”シーンに注目だ。

さらにイ・ソンギュン、チュ・ジフン、キム・ヒウォンら主要キャストとキム・テゴン監督の集合写真も到着。和やかな撮影現場だったことが伺える1枚となっている。
『プロジェクト・サイレンス』は全国にて公開中。