『映画クレヨンしんちゃん』の最新作として2025年8月8日に公開される『映画クレヨンしんちゃん 超華麗！灼熱のカスカベダンサーズ』が10月下旬、インド最大のお祭り「ディワリ」の期間にあわせてインドでも劇場公開されることが決定した。『クレヨンしんちゃん』史上初となる舞台・インドでしんのすけが大暴れする本作が、劇中の舞台と同じインドにリアル上陸を果たす。
シリーズ32作目となる本作は、熱気あふれるディワリにもぴったりの作品だ。インドを舞台に、しんのすけたちカスカベ防衛隊が踊って踊って踊りまくるシリーズ史上初のダンスエンターテインメントムービーとして展開される。
なお、インドの劇場では英語字幕付きの日本語版はもちろん、現地の観客の興奮を高めるべくヒンディー語、タミル語、テルグ語の吹き替え版での上映も行われる。国境も言葉の壁も越え、さらに広がる『クレヨンしんちゃん』ワールドが現実世界のインドでも灼熱旋風を巻き起こしてくれそうだ。
『クレヨンしんちゃん』は、のべ50の国と地域で放送され人気を博しているが、何を隠そうインドにおいても長きにわたりトップクラスの視聴率を誇るアニメコンテンツである。2006年にJioStar(元Disney India)傘下のキッズチャンネル「HungamaTV」でTVアニメシリーズの放送が始まるや、インド人の心をガッチリつかみ、現在も毎日、朝から晩まで放送中。さらに、2024年5月からはSony Pictures傘下のキッズチャンネル「Sony YAY!」でも放送が開始されるなど、その勢いは止まらない。
もちろん、両チャンネルではこれまで歴代の『映画クレヨンしんちゃん』も多数オンエアされ、視聴者を熱狂させてきた。しかし、映画製作本数で世界1位の座を維持し続ける映画大国インドでは、国内映画の人気が圧倒的に高く、外国映画の劇場公開は至難の業だ。また、「映画＝大人の娯楽」との認識も強いため、子ども向け作品の劇場公開ハードルはさらに高かったのだ。そんな中、子ども向けのアニメ映画が持つ魅力と可能性が注目され始めたことで、インド国内でも徐々に需要が高まってきているそうだ。
この追い風を受け、ついにインドの劇場へ進出する『映画クレヨンしんちゃん』。『超華麗！灼熱のカスカベダンサーズ』の公開に先立ち、5月9日からはシリーズ歴代最高興行収入となる26.9億円を記録した前作『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』の劇場公開も予定されている。
1993年に日本で公開された映画シリーズ1作目『映画 クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王』から約30年。今もなお破竹の勢いを見せ、新たな地平を果敢に切り開き続ける『映画クレヨンしんちゃん』の新展開からも目が離せない。
『映画クレヨンしんちゃん 超華麗！灼熱のカスカベダンサーズ』
【インド劇場公開日】 2025年10月下旬（ディワリ前後）予定
【日本劇場公開日】 2025年8月8日（金）
『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』
【インド劇場公開日】 2025年5月9日（金）予定
【日本劇場公開日】 2024年8月9日（金）
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