Netflixシリーズ『おつかれさま』に特別出演した俳優キム・ソンホが、初登場から大胆なイメージチェンジで強烈な存在感を放ち、注目を集めた。
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キム・ソンホは「パク・チュンソプ」役として、無精ひげをたくわえたワイルドな姿から、清潔感のあるスーツ姿までさまざまなビジュアルで登場し、視聴者の視線を釘付けにした。
初登場シーンでは、恋人のプソン(演者チョン・イソ)と部屋で過ごしていたところ、突然現れたプソンの父ヨンサム(演者チョン・ベス)に見つかるまいと、下宿人のクムミョン(演者IU)の部屋に逃げ込むという緊迫した状況を、切実さとコミカルさを織り交ぜて表現。短い登場ながら、強烈な印象を残した。
除隊後、すっかり垢抜けた姿で再登場したチュンソプは、クムミョンとの本格的なロマンスが始まる。キム・ソンホは繊細な感情表現と自然なコメディ演技で“チュンソプ”というキャラクターを見事に体現。物語への没入感を一気に高めた。

特に第3幕の公開以降、SNS上では「メガネの男の人いいなって思ってたらまさかのキム・ソンホだった」「マジでキム・ソンホだと気づかなかった。別人かと」「またしても別人級の変身」といった、“気づかなかった”という声が相次ぎ、役作りの完成度の高さを証明している。
3月28日に公開された第4幕では、チュンソプがクムミョンの家族に気に入られようと愛嬌を振りまき、クムミョンを思いやる姿が“グァンシク”を彷彿とさせたことで、“第2のヤン・グァンシク”という愛称まで飛び出した。

キム・ソンホは『おつかれさま』ならではの繊細な感情描写と、複雑な内面を持つチュンソプという人物を、抑制の効いた演技で表現し、“切り札”としての存在感を思う存分発揮したと高く評価されている。
そんなキム・ソンホは、所属事務所Fantagioを通じて「『おつかれさま』という輝く作品に、ドキドキする気持ちで参加しました。作品の流れる時間、そして移りゆく季節の一部になれたことは光栄でした。これからもチュンソプのように、謙虚で信念を持った人間として生きていきたいと思います。監督、脚本家、スタッフ、そして共演者の皆さん、“おつかれさまでした。心から感謝します」と、劇中のセリフを引用して感謝の気持ちを伝えた。
さまざまな作品でキャラクターを自在に演じ分けてきたキム・ソンホは、次回作としてNetflixシリーズ『この愛、通訳できますか?』(原題)の配信を控えている。彼がどのような姿を見せるのか、期待が高まっている。
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