来月公開の映画『近畿地方のある場所について』より、菅野美穂と赤楚衛二、主演の2人が撮影裏話を語る特別映像が公開された。
本作は、発行部数70万部を突破した、背筋の同名小説の映画化。
「行方不明の友人を探しています」。から始まる、衝撃展開が連続する、観客をある場所へと誘う禁忌の物語。

公開された映像の前半では、編集部の資料室で行方不明になった編集者と、彼の残した資料を調査するシーンなどを映した、撮影の舞台裏が観られる。クランクインでは笑顔を見せていた2人だが、撮影が始まると表情が一変。熱演に思わず見入ってしまう。
後半は、菅野と赤楚の2ショットインタビュー。原作について菅野は、「体験型みたいな読後感で、自分から進んでコワさを取りに行くような感覚もあって、本当に力のある原作だと感じました」と絶賛。背筋氏自ら脚本協力として白石監督と作り上げた脚本については、赤楚が「だんだんと真実がわかっていく原作の面白さはそのままに、映像化するからこその面白さを脚本から受け取れたので、撮影がすごく楽しみになりましたね」と魅力を語った。
また、撮影現場で怪異に遭遇していたそうで、心霊スポットとして有名なトンネルでロケを行った際、撮影現場にいた男の子が「緑の人が見える」と言い続けたり、撮影した映像素材がなぜか黒く塗りつぶされてしまい、全ての映像が撮り直しになったりと、不可解な現象が起きていた。菅野は「現場でもただならぬことが起こったり…だからこそなのか、映像にはものすごい力強さがある。そして『コワッ!』と言いながらもっと観たくなっちゃうような感覚がありました」とふり返った。
今回、近畿地方のある場所に誘われていくオカルトライターと雑誌編集者に挑戦した2人。赤楚は「誰に感情移入するかによって見方が結構がらっと変わって来ると思うので、ぜひ一度ならず二度も三度、も何度も観て欲しいなと思います」と話し、菅野は「高校生ぐらいでこの映画ご覧になった方は、多分大人になっても、なんかこう残る…そんな作品になるんじゃないかなと。暑い暑い夏ですので、ぜひ肝試し感覚で、映画館にお越しいただけたらなと思います!」と笑みを浮かべた。
『近畿地方のある場所について』は8月8日(金)より全国にて公開。


