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吉沢亮、初の韓国を堪能『ババンババンバンバンパイア』海外初上映に手応えも

『ババンババンバンバンパイア』が、現在韓国で開幕中の富川国際ファンタスティック映画祭「Merry-Go- Round部門」にて海外初上映され、主演・吉沢亮、浜崎慎治監督が上映後のQ&Aセッションに登壇。

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『ババンババンバンバンパイア』©2025「ババンババンバンバンパイア」製作委員会 ©奥嶋ひろまさ(秋田書店)2022
『ババンババンバンバンパイア』©2025「ババンババンバンバンパイア」製作委員会 ©奥嶋ひろまさ(秋田書店)2022 全 10 枚
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吉沢亮が、銭湯で働く450歳のバンパイア役を演じる『ババンババンバンバンパイア』が、現在韓国で開幕中の富川国際ファンタスティック映画祭「Merry-Go- Round部門」にて海外初上映され、主演・吉沢、浜崎慎治監督が上映後のQ&Aセッションに登壇した。

日本公開から、クセ強で愛すべきキャラクターたちが繰り広げる、すれ違いまくりの恋愛模様にハマる観客が続出。すでにリピーターも多く獲得している。

そんな本作は、国境を超え「富川国際ファンタスティック映画祭」「ニューヨーク・アジアン映画祭」での上映が決定。7月8日に富川で海外プレミアを迎えた。

映画祭会場に向かう前、地元民に愛されている富川市内の「サンドン市場」を散策した吉沢と浜崎監督は、店先に並ぶキムチやヤンニョムチキンなど、韓国ならではの食べ物や風景に興味津々となり、束の間の韓国を堪能した。

今回が初めて海外での上映となり、韓国の観客に映画を観てもらうことに対して吉沢は、「このコメディーの感じを韓国の皆さんがどう受け取ってくださるのか、また日本初のコメディーバンパイア映画なので新鮮に映ってくれるといいなという気持ちで反応が楽しみです」と登壇前の想いを明かした。

上映中は満席の客席から度々爆笑が沸き起こっていた本作。エンドロールが終わると同時に場中から大きな拍手が起こるなか、ステージに登壇した2人。

吉沢は韓国語で挨拶し、「本日はこんなに大勢の方に本作を観ていただき、心から光栄に思っております。この映画の森蘭丸を演じさせていただきました、吉沢亮と申します。皆さんもすごく盛り上がってくれたという話を聞いて非常に嬉しく思います!今日はよろしくお願いいたします」と観客を前に嬉しさをコメント。

浜崎監督は「映画『ババンババンバンバンパイア』皆さんいかがでしたでしょうか!監督の浜崎と申します。今日はよろしくお願いします」と挨拶した。

Q&Aでは、現在『国宝』で全世界からも注目をされ、本会場でも多くの歓声を浴びていた吉沢に「本作に参加される経緯を教えてください」との質問が。

吉沢は、「前回の『一度死んでみた』という作品が、本作同様に登場人物が敵役も「全員愛せるバカ」というか、どこかしら抜けている部分があって本当に可愛らしいキャラクターが出てくる映画で、その空気感がすごく好きで、今回も主演という形でオファーをいただいて、浜崎監督の作品ですし、ぜひとも出演したいという想いで受けさせていただきました」と応じた。

450歳のバンパイアは「心が枯れている」ことを意識!?

また、森蘭丸を演じる上で準備したことや、蘭丸という人物をどう思っているか問われると、「蘭丸を演じる上で準備したことは、この『ババンババンバンバンパイア』(流暢な言い方に会場笑いが起こる)の撮影に入る少し前に『国宝』の撮影があり、女形で体が痩せている状態でした。漫画の蘭丸は結構身体がムキっとしているので、撮影に入る1か月で出来ることは限界があるのですが、筋トレとご飯を食べたりしながら身体を大きく、というのはすごく準備はしました」と明かす。

「あとはやはりビジュアル面ですかね。髪型や衣装など原作の森蘭丸という見た目をそのまま僕がやっても、それが僕自身にフィットしないと良くないというか、僕が森蘭丸の格好になってちょうど良い形にどう落とし込むのがいいのかはすごく意識しました」と語る。

「(蘭丸という人物について)450歳で色んな人間界を見てきたバンパイアは心が枯れているというか、ある種バンパイアとして人間を同じ生物と思っていないという部分を強調しながらも、李仁という人物に対しては、ものすごく人間臭くなってしまうという、そのギャップに面白さが出ればいいなと意識しながら演じていましたね」と明かした。

浜崎慎治監督「最推しは蘭丸です。間違いなく」

また、監督に、どのような演出をしたのか、また監督の最推し(一番好きなキャラクター)と問われると、「僕が気を付けたのは(キャラクターの)感情の落差がある作品なので、役者の皆さまには全部真剣にやってくださいと伝えていました。コメディを意識しないでくださいと伝えていました」と回答。

「とにかく毎シーン真剣に、全力でやってもらうことが第三者から見たときに面白くなると思っていたのであえて特別な演出はしていません」と言い、「最推しは蘭丸です。間違いなく」と応じた。

さらに、吉沢にもし、バンパイアになったらどんな仕事をしながら永遠に生き続けるか、との質問が飛ぶと「450年分の年月をかけないと出来ないことをやりたいなと思っていて、木を植えて450年経ったらどこまで伸びるのかを知りたいです」と語った。

最後の挨拶で浜崎監督は、「初めて韓国で上映できて皆さんの反応がとても気になっていたのですが、皆さん好意的に受け入れてくださって、伝わるかなと思っていた部分も受け取っていただいていてすごく安心しました。日本の(笑いの)ニュアンスもそんなに遠くないんだなと思いました」と手応えをコメント。

吉沢は「監督もおっしゃっておりましたように、僕もこの作品をどのように皆さんが受け取っていただけるのか楽しみでもあり少しドキドキと不安があったのですが、皆さんが僕たちの伝えたいニュアンスを受け取ってくださったような気がして本当に嬉しく思います。僕はお仕事で韓国に来させていただいたのは初めてなのですが韓国の皆さまとお会いできてとても嬉しかったです。また別の機会でも韓国に来れることを楽しみにしております」と、本作が国境を超え受け入れられたことに改めて喜びを語っていた。

『ババンババンバンバンパイア』は全国にて公開中。



《シネマカフェ編集部》

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