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日本はじめアジア7か国を巡る、カンヌ監督賞『グランドツアー』10月公開

第77回(2024年)カンヌ国際映画祭で監督賞(ミゲル・ゴメス)を受賞した『グランドツアー』が10月10日(金)より全国公開、日本版ポスタービジュアルと日本版予告編が完成

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『グランドツアー』© 2024 – Uma Pedra No Sapato – Vivo film – Shellac Sud – Cinéma Defacto
『グランドツアー』© 2024 – Uma Pedra No Sapato – Vivo film – Shellac Sud – Cinéma Defacto 全 13 枚
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映像の魔術師と呼ばれるミゲル・ゴメス監督が第77回(2024年)カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した『グランドツアー』(原題『Grand Tour』)が10月10日(金)より全国公開することが決定、日本版ポスタービジュアルと日本版予告編が解禁された。

1918年、ビルマのラングーン。大英帝国の公務員エドワード(ゴンサロ・ワディントン)と結婚するために婚約者モリー(クリスティーナ・アルファイアテ)は現地を訪れるが、エドワードはモリーが到着する直前に姿を消してしまう。

逃げる男と追う女の、ロマンティックでコミカルでメランコリックなアジアを巡る大旅行の行方は…。

ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞とアルフレッド・バウアー賞に輝いた『熱波』、カンヌ国際映画祭監督週間部門に選出された『アラビアン・ナイト』(三部作)などで知られるポルトガルの鬼才ミゲル・ゴメスが、コロナ禍を乗り越え制作期間4年をかけて完成させた本作。

文豪サマセット・モームが1930年に発表したグランドツアーの象徴的作品といえる「パーラーの紳士」からインスピレーションを得て、彼自身、グランドツアーを体験してから脚本に着手した。

撮影には『ブンミおじさんの森』『君の名前で僕を呼んで』『チャレンジャーズ』の名撮影監督サヨムプー・ムックディプロームを迎え、日本側のプロデューサーとして『コンプリシティ/優しい共犯』『大いなる不在』の近浦啓監督ら豪華スタッフが参加し、ミャンマー/シンガポール/タイ/ベトナム/フィリピン/日本/中国のアジア7か国でロケを敢行。

過去と現代、現実と幻想、カラーとモノクロが混ざり合い、共鳴しながら織りなす<グランドツアー>に誘う。

完成した日本版ポスタービジュアルには、「逃げる男 追う女」というキャッチコピーが添えられ、イタチごっこを繰り広げるエドワードと婚約者モリーが中央に据えられている。

2人を囲むように、中国の上海タワーやシンガポールのラッフルズ・ホテル、日本の道頓堀など、アジア各国の名所が切り取られ、エドワードとモリーの壮大な大旅行を期待させるビジュアルになっている。

さらに、予告編映像ではエディター、ライターなど多方面で活躍し、J-WAVEの番組「TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING」ではナビゲーターを務める野村訓市がナレーションを担当。

「ロマンティックでコミカルでメランコリック。時空を超えた映画の旅へようこそ」という野村氏のナレーションとともに、幻想的な“グランドツアー”の映像の数々が挿入されていく。

野村訓市

併せて場面写真11点が解禁。モリーから逃げる道中で列車の脱輪事故に遭ったり、日本でスパイの嫌疑をかけられるエドワードの姿や、諦めずに彼を追いかけるモリー、そして彼女がベトナムで出会う地元の娘ゴック(ラン=ケー・トラン)と交流を深めていく姿などが切り取られている。

なお、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下では、本作の公開を記念して「ミゲル・ゴメス アーリーワークス」の開催が決定。8月22日(金)~9月4日(木)限定で、監督デビュー作の『自分に見合った顔』(2004)とその才能を世界に知らしめた『私たちの好きな八月』(2008)の2作を上映予定となっている。

『グランドツアー』は10月10日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて公開。


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《シネマカフェ編集部》

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