A24が、第82回ヴェネチア国際映画祭で15分間のスタンディングオベーションを受け、銀獅子賞を受賞したベニー・サフディ監督作『The Smashing Machine(原題)』の予告編を公開した。
本作は、アメリカの元総合格闘家マーク・ケアーの伝記映画で、ドウェイン・ジョンソンがケアーを演じる。共演はエミリー・ブラント(マーク・ケアーの妻ドーン役)、石井慧(エンセン井上役)らで、バス・ルッテンは本人役で登場する。
物語は、UFCでまだ禁じ手が存在しなかった時代にキャリアの絶頂を迎えた伝説的MMAファイター、マーク・ケアーを追う。予告編の冒頭では、2000年1月に東京で開催された「PRIDE GRANDPRIX 2000」の記者会見に臨むケアーの姿が映し出される。演じるドウェイン・ジョンソンの面影がほとんど感じられない変貌ぶりは、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』や『スキャンダル』でアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞したカズ・ヒロが手がけている。映画では、2000年のマーク・ケアーが依存症、勝利、愛、友情との葛藤に直面する姿が描写される。
これまで『ワイルド・スピード』シリーズや『ジュマンジ』シリーズなど、エンターテインメント色の強い作品に多く出演してきたジョンソンだが、本作ではシリアスな演技に挑戦。各メディアでは「オスカー候補になるかもしれない」として大きな話題を呼んでいる。
『The Smashing Machine』は10月3日より全米公開予定。


