第98回アカデミー賞国際長編映画賞部門の日本代表に選出された『国宝』が、11月14日にロサンゼルス、21日にニューヨークで公開される。配給は、スタジオジブリ作品の北米配給でも知られるGKIDSで、同社のHPによると、『国宝』は今後全米での公開も予定されているという。
李相日監督、吉沢亮主演の『国宝』は、任侠の家に生まれた主人公・喜久雄(吉沢亮)が歌舞伎の世界に身を投じ、役者として成長し、人間国宝となるまでを描いた作品。5月18日(現地時間)、第78回カンヌ国際映画祭監督週間部門で世界初上映され、6分間にわたるスタンディングオベーションを受けた。9月11日には第50回トロント国際映画祭スペシャル・プレゼンテーション部門、9月21日には第30回釜山国際映画祭ガラ・プレゼンテーション部門でも上映された。
日本では6月6日より公開され、現在も大ヒットロングラン上映中。10月3日からは一部劇場で英語字幕版の上映も始まった。興行収入は150億円を突破し、邦画実写としては歴代2位、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(173.5億円)に次ぐ記録を達成している。


