世界的メガヒットドラマシリーズNetflix「今際の国のアリス」シーズン3よりスペシャルメイキング映像が解禁された。
Netflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)で1位を獲得し、シーズン1、2もTOP10入りを果たすなど世界中で大きな反響が広がっている本作。この度解禁されたメイキング映像では、その裏側に迫る撮影現場を収録している。

冒頭では、先日のグローバルファンイベントでも主演の山崎賢人が「特別な方法で撮影した」と語っていた東京が濁流に呑まれるクライマックスシーンのセットが映し出される。プロデューサーを務める森井輝が映画『海猿』で得たノウハウが最大限に活かされている。大きなプールと太い滑り台を作り、そこにドラム缶で水を落として水のうねりを作る。並行して造波プールで使われる機械をプールに入れて荒波を起こした。

役者たちは太いホースで放流された水の中で、踏ん張りながら演技をしているので、肉体への負担は非常に大きいものだった。大量の水を使い、プールのように設えた特設セットの中で、山崎と土屋太鳳が激しい水流と波に抗いながら撮影に挑む姿は圧巻。さらにVFXが融合することで、まさに息を呑む映像へと完成していく過程が描かれている。

さらに、"げぇむ"「暴走でんしゃ」の撮影風景も公開。「暴走でんしゃ」は撮影スタジオの中に、車両を丸々一両と、その前の車両と後ろの車両を三分の一ずつ製造。1号車のシーンを撮影して2号車に移動したら、役者たちは再び後方から車両に入ってきて2号車のシーンを撮影し…を繰り返していった。走行中の揺れは、車両の下にバネを設置し、スタッフが力をかけることで表現されている。
アリスとウサギが離れた車両から必死に手を伸ばすシーンは、キャストの演技とセット美術の力で迫力あるシーンを生み出しており、観る者を強烈に引き込む名場面となった。
また本作で精神的に最も追い詰められる"げぇむ"として描かれるのが「ミライすごろく」。作品の中に登場する25部屋(マス)を全て同じ部屋で撮影している。その部屋は6面がLEDパネルになっており、そこを役者たちが出たり入ったりしながら演技をした。シーンを積み重ねていくという地道な撮影が1か月続いた。
背景に映し出される都会の街並みと、そこで演じるキャストらの姿はスタジオ撮影とは思えないほど自然に馴染みつつも、どこか異質で、その特異な雰囲気が「今際の国」ならではの世界観を形作っている。

併せて、撮影現場でのオフショットも公開。劇中では極限状態に追い込まれる緊迫したシーンが多いが、公開された写真では、主演の山崎や土屋をはじめとするキャストたちの笑顔でリラックスした表情が垣間見え、キャスト・スタッフが一丸となって作り上げた絆の深さを感じさせる。
Netflixシリーズ「今際の国のアリス」シーズン1~3はNetflixにて独占配信中。
※山崎賢人の「ざき」は「たつさき」が正式表記

