北村匠海、林裕太、綾野剛が出演する『愚か者の身分』よりメイキング映像が解禁された。
第30回釜山国際映画祭コンペティション部門に選出され、主演の北村匠海、共演の林裕太、綾野剛の3人が揃って最優秀俳優賞を受賞したことでも話題となっている本作。愛を知らずに育った3人の若者たちの青春と、闇ビジネスから抜け出す3日間を描く逃亡サスペンスだ。
この度解禁されたのは、撮影中の様子とともに、北村匠海、林裕太、綾野剛が本作にかけるそれぞれの想いを明かしたメイキング映像。
CHAPTER1<物語について>では、北村が「この映画で一番描かれているのは、“生きる”を託すということと、その意味」と語り、続くCHAPTER2<役者3世代のバトン>では、林が「タクヤでもあり匠海くんでもある彼に強く惹かれ、セリフがセリフでなくなる瞬間もあった」と振り返り、北村も「リアルな時間を流すために“セリフではない会話”を多く取り入れ、全シーンがアドリブのように感じられる瞬間もあった」と明かし、そして綾野は「マモルやタクヤ、梶谷がそれぞれ“いい男”として生き抜く姿が、最後に残ればいい」と語り、役を演じるのではなく<共に生きた>時間の熱が伝わる内容となっている。

そして締めくくりのCHAPTER3<今伝えたいこと>では、綾野が「タクヤ、マモル、梶谷の3人がどう時間を生き、その先をどう生きていくのか」、林は「なんとしても生きようとする3人の姿なのか、心の穴を埋めようとする生き方なのか 受け取ったものを大切に感じてもらえたら」と続け、北村は「誰しもが愚か者の側面を持っていると思う」と語り、「認めた上で、俺らは愚か者でも生きるんだっていう」「彼らが生きる輝きを、一人でも二人でもいいから誰かが肯定してほしい」と想いを寄せた。

最後は、tuki.が歌う「人生讃歌」にのせてクランクアップの瞬間も映し出され、<生まれ変わるんだ。>という本作のメッセージが響いて締めくくられる映像となっている。
『愚か者の身分』は10月24日(金)より全国にて公開。


