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釜山で“今年の俳優賞”受賞、リストラを人事部視点で描く『ただ、やるべきことを』1月公開へ

第28回釜山国際映画祭にて“今年の俳優賞”&韓国映画監督組合プラスM賞を受賞、ソウル独立映画祭、釜山独立映画祭の主要賞も席巻した注目作品、『ただ、やるべきことを』(英題:Work to Do)の日本公開が決定。

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『ただ、やるべきことを』©Nareun Cinema / Myung Films Lab.
『ただ、やるべきことを』©Nareun Cinema / Myung Films Lab. 全 2 枚
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第28回釜山国際映画祭にて“今年の俳優賞”&韓国映画監督組合プラスM賞を受賞、ソウル独立映画祭、釜山独立映画祭の主要賞も席巻した注目作品、『ただ、やるべきことを』(英題:Work to Do)の日本公開が決定。リストラを実行する際に様々な厳しい選択を迫られる主人公の表情が印象的な、メインビジュアルが解禁となった。

映画の舞台は、パク・クネ大統領の退陣を求める大規模な「ろうそくデモ」が行われた2016年。造船業は世界的不況に見舞われ多くのリストラと廃業があった。

漢陽重工業入社4年目のジュニは人事チームに異動するとすぐ、リストラ対象者の名簿を作るように指示される。会社を立て直すためと自身を納得させ、やるべき仕事をこなしていくが会社都合で対象者が絞り込まれていき、親しい先輩と友人、そのどちらかを選ばなければならない状況に追い込まれていく――。

組織の一員として「やるべきこと」、ひとりの人間として「やるべきこと」。2つの感情をぶつけ合いながら誰しもが働き、生きている。本作はリストラで従業員を解雇しなければならない人事チームの社員たち、それぞれの決断をリアルに描く。

『JSA』『建築学概論』などの制作会社ミョンフィルム(イ・ウン代表)が“未来の韓国映画をリードする映画人育成”を目的として設立した、ミョンフィルムラボ6期のパク・ホンジュン監督長編デビュー作品。造船会社の人事で働いた経験を基に、職業上の義務と個人的感情の間で板挟みになる労働者の心理を深い視点で描き出した。

主演を務めたのは、ドラマ「秘密の森」「新兵」「怪物」など人気作に多数出演するチャン・ソンボム。2023年・第28回釜山国際映画祭「今年の俳優賞」を受賞し、リアリティーを極限まで高めた俳優陣の演技が称賛された。

本作はリストラを実行する人事部社員の視点から、労働者と会社の対立、その間に幾重にも重なる様々な悲劇と哀しみを映し出し、理想と現実の間でもがきながら生きる労働者たちの映画に新たな角度から迫っていく。

『ただ、やるべきことを』は2025年1月17日(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。

《シネマカフェ編集部》

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