11日(現地時間)、俳優のダイアン・キートンが死去した。79歳だった。
舞台からキャリアをスタートさせたダイアン・キートンは、1969年にウディ・アレンが手がけた舞台「Play It Again, Sam」でトニー賞助演女優賞にノミネート。翌年、『ふたりの誓い』で映画デビューを果たした。その後、『ゴッドファーザー』シリーズや『アニー・ホール』など数々の名作に出演し、『アニー・ホール』ではアカデミー主演女優賞とゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞した。
半世紀以上にわたるキャリアを誇るダイアン・キートンの訃報に、映画界からは多くの追悼メッセージが寄せられている。

2003年に『恋愛適齢期』で共演したキアヌ・リーヴスは、「彼女は非常にプロフェッショナルな俳優で、私にとても優しく接してくれた。思いやりがあり、寛大なアーティストで、本当に特別でユニークな人だった」と「E! News」にコメント。
フランシス・フォード・コッポラはインスタグラムで、「ダイアン・キートンの素晴らしさと才能は言葉では表せないほどだ。果てしなく聡明で、とても美しい。『ふたりの誓い』で彼女を見て、『ゴッドファーザー』のケイ役をぜひ演じてもらわなければと思った」とつづった。

かつて交際していたウディ・アレンも、「彼女はこの地球上の誰とも違う存在で、もう二度と彼女のような人は現れないだろう。彼女の顔と笑い声は、どんな空間も明るく照らした」と追悼の言葉を寄せている。



